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Re: 粉砕された日常 ( No.75 )
日時: 2010/12/15 07:49
名前: 大樹

その後俺は普通に授業を受けていたが
やたらと外が騒がしいので気になって横目で見てみると

「ククク…学校内でトランプ遊びだけでなく賭博をしているとはいい度胸だな…?」

「いや!あのこれは違うんです!こ、こいつがやれって!」

「お前人に責任押しつけんなよ!」

ラギア様と同じクラスのいわゆる不良達が何か言い合っているようだ

「ほう…何が違うと言うのだ?」

不良ににじり寄るラギア様、そして後退りする不良達
「あいつら…人生終わったな(笑)」

まさに他人事のように上から傍観している俺、この後には同じ目に合うのにな

「この生活指導担当、ラギア・ブラッドストームから逃げられると思っているのか!」

「「ひぃぃぃぃ!!」」

「あ、吠えた、ノリノリだねラギア様と言うか本名、ラギア・ブラッドストームだったんだ」

意外な所でラギア様の本名を知り、感心しながら
不良達の予想できる行く末を見守る

「貴様等には普通に言っても言う事を聞かないというのを他の先生方から聞いている…だから貴様等には一度本当にお仕置きをしなければならない」

じゅるり…

「え…あ…」

舌舐めずり演出入った!これはもう確定だぁ!
なんて脳内ナレーションを入れながら傍観する
それにしてもあいつら、幸せ者だな(笑)

「ククク…頭から食われたいか?足から食われたいか?」

「「どっちも嫌だぁぁ!!」」
「クハハハハハ!貴様等に拒否権など無い!!」

まさに悪役の台詞を言い放つが、違和感が無いのが凄い
と言うかあんまりデカい声出すからみんな見に来てますよラギア様

バグン!ぬちゅっ…!グチュッ…!

明らかに手加減や慈悲など全く無い舐め回し音が教室まで響き、そして

ゴックン!

激しく飲み下された音が聞こえた瞬間、教室内が静まり返った
そりゃそうだよね、人が二人飲み込まれたんだから

「げふぅ…ん…げぽっ…」

前回の30人もんじゃ焼きで学習したのか、携帯電話だけ吐き出し
そのまま、頬を吊り上げ他人から見れば恐怖を
俺が見れば、いい笑顔ですねで済む顔をしながらこちらを向いた

ドタバタガダカダ!!

俺以外の生徒は全て席に着き、真面目に授業を受け始めた
別に胃壁に包まれてぐにゅぐにゅ揉まれるだけなのにむしろキモチイイからやってほしい

「ククク…」

笑い声を上げながら、ラギア様はそのまま校内へと入っていった
そしてその後学校内が全授業終了するまで静かだったのは言うまでもない

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