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酔いという名の狂気
01 02 03
「ねぇ・・・。」
「起き・・・て・・・」
「・・・ん?」
「・・・あ、起きた。」
ファウスト達は、いつの間にかベッドに寝かせられていた。彼らが寝ていたベッドの側に、背中の体毛が黒いバクフーンの、ジェットが居た。
「まったく・・・二人共何なんですか!!誰もいないレストラン街のベンチの側で二人倒れてたんですよ!!本当に・・・びっくりしちゃいましたよ!!」
寝起き早々、説教を喰らう二匹。
「あら・・・私、あの後ファウストを抱いたまま寝ちゃったの!?・・・恥ずかしい・・・。」
「大丈夫だよ。誰も居なかったらしいし。」
ジェットはため息を一つつくと、部屋を出ていってしまった。
「さてと・・・。今何時?」
「えーと、午前5:00だな。」
「そう・・・♪じゃあ♪」
ボフッ!
グラムはファウストを抱き締めた。ファウストの体は彼女のモフモフな体毛に隠れ、見えないくらいになった。
「んんっ、んん〜・・・。」
「ふあぁ・・・まだ眠いわね・・・。まだ寝てよう・・・。」
グラムはファウストを抱きながら、手元のリモコンで部屋の電気を消した。辺りが暗くなる。
「ふむむ・・・お休み・・・っ。」
「フフッ♪」
少々寒い部屋の中。二匹は毛布を被り、お互いを抱きしめながら眠りについた・・・。
■作者メッセージ
完結っ。早すぎるし短か過ぎるし駄文でしたが、見てくださって、ありがとうございました!
<2013/03/27 10:05 ファウスト>
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