[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS
いつか必ず… [第一部]
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18
19 20
− 竜の都へ −
〜アレフの町[旅人の宿]〜
フレン「う〜ん…」
ほどよく晴れた朝。フレンは一番早く目覚めた。
つもりだったが…
ジャローダ「おはよう、フレン♪」
フレン「!?」
なんとフレンの首に、ジャローダががっちりと巻き付いていた。
フレン「おい… 苦しいから放してくれよ…」
ジャローダ「え〜、フレンの苦しむ顔が見たいのに〜。」
フレン「止めろ。」
ジャローダ「じゃあちょっとだけ♪」
と言うと、ジャローダは徐々に力を入れる。
ギリギリギリギリ…
フレン「がっ… ぐぇ…」
ジャローダ「フフッ♪ いいわね〜、その顔♪」
フレン「ヤバい… 意識が…」
ジャローダ「あっ、そろそろ放すわね。」
ジャローダはフレンを解放すると、今度はぐっすり眠っていたジャックの首に巻き付く。
ジャローダ「ジャック〜、起きなさ〜い。」
ジャローダは自慢の長く太い蛇体でジャックの細い首を締め上げ、無理矢理ジャックを起こす。
ギュウウゥゥ!!
ジャック「カッ… カハッ…」
ジャローダの太い蛇体がジャックの細い首を締め潰し、ジャックはうまく話すことができない。
ジャローダ「苦しい〜?」
ジャローダの「苦しい〜?」という言葉に、ジャックは必死で頷く。
ジャローダ「まだ放してあげない♪」
ジャック「…!!」
ジャローダがさらに力を入れると、ジャックの顔はみるみる真っ赤になっていく。
たまらずジャックは首に巻き付くジャローダの蛇体を叩くが…
ジャローダ「ギブアップなし♪」
と笑顔で言われ、ジャックは半泣き状態になる。
ジャローダ「ちょっと〜、泣かないでよ。」
ジャローダが「泣かないでよ。」と言い終える頃には、すでにジャックは失神していた。
10分後…
ジャック「ゲホッゲホッ!!」
ジャローダ「あっ、起きた。」
ジャローダに失神させられてから10分後、ジャックはようやく意識を取り戻した。
ジャローダ「ちょっとやりすぎたかしら?」
ジャック「ハァ…ハァ… やりすぎだよ…」
ジャローダ「でも半泣き顔のジャックを見れて良かった♪」
ジャック「ったく… 苦しさが極限まで達したら普通は涙目になるだろ…」
ジャローダ「フフッ♪」
フレン「さて、俺はミロカロスを起こすか。ミロカロス〜、朝だぞ起きろ〜。」
ミロカロス「う〜ん…? あら、おはようフレン。」
フレン「そろそろ次の町へ行くぞ。」
ミロカロス「分かったわ。」
ジャック「お、起きたかミロカロス。」
ミロカロス「ええ。おはようジャック。」
ジャック「さてと。荷物をまとめたら出発だ!!」
一同「おー!!」
20分後…
ジャック「準備はいいか?」
フレン「OKだ。」
ジャローダ「いいわよ♪」
ミロカロス「早く行きましょう♪」
ジャック「よし、それじゃあ出発だ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〜光と闇の遺跡〜
ジャック達は、竜の都へ向かう途中にある「光と闇の遺跡」に来ていた。
ジャック「むぅ… 光ばっかりで眩しいな…」
フレン「町の人の話によれば、この遺跡は途中から光と闇が切り替わるらしい。」
ジャック「なら、光が闇に切り替わる前に光のオーブがあるのかな?」
フレン「多分、な。」
ジャローダ「それにしても眩しいわね〜。」
ミロカロス「私には少し辛いわ。」
ジャック「早いとこ光のオーブと闇のオーブを手に入れよう。」
フレン「ああ。」
幸い敵は出現しなかったため、ジ
[5]
→
▼作者専用
[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS