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海辺の稲妻
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ササァ・・・。
・・・波の音が聞こえる。
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!
「のぎゃああああああああああああああああああああああああああっっ!!」
突然のバインドボイズに、レイは飛び起きた。
「だはぁ・・・、あ・・・あれっ・・・?俺沈んで死んだはず・・・。」
ギャウ♪
「のあ!!で、でたああああああああああああああああ!?!?」
レイが後ろを向くと、レイが先程助けた白いラギアクルスが居た。突然の出来事に、レイは尻餅をついてしまう。
「な・・・な・・・嫌だ・・・!!死にたk」
ズブズブ、ムニュゥ・・・ムニュリ。
「んむぅ・・・ふんっ、んぁぅぅ・・・!」
レイの体が暖かく、柔らかい物に包まれ、擦り付けられた。意外な気持ちよさのため、気を失いかける。
ニチャア・・・
何本もの糸を引きながら、暖かい物が体から離れる。
「ぷはぁっ!!ハァ・・・ハァ・・・!?ヌルヌルしてる・・・涎か・・・?」
レイはやっと体を舐め上げられた事に気付いた。
「ハハハ・・・もしかして、俺を助けてくれたのか・・・?」
「ギャウゥ♪」
白いラギアクルスは、尻尾をゆっくりと振りながら頷く。
「あ・・・ありがとうな。」
白いラギアクルスは舌を出したり、自分の口の周りを舐めたりしている。
レイはじっとその舌を見て、
(もう一回・・・舐めてくれないかな・・・ちょっと気持ちよかったな・・・。)
・・・と、思っていた。
すると、白いラギアクルスは、それを察したかのように、レイの服のなかに舌を入れ、体中を舐め始めた。
べろぉ・・・ふにゅふにゅ・・・。
「ふんっ・・・ふんっぬぅ・・・!!くっはぁ!!にひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwくすぐったいって!!!」
レイが望んでいた事とは違ったが、それなりに気分はよかったようだ。
「うひゃあ!全身ヌルヌルだな・・・。」
「ギャウゥ♪クゥン♪」
スリ・・・
突然白いラギアクルスが擦りよってきた。目を瞑って鼻先をレイの腹につけている。
「な・・・!!か、可愛い・・・!!あぁ、この先ずっと一緒に居られたらどんなに幸せなことか・・・。さて、俺はそろそろ帰る時間だ。船がでちまうからな。」
レイは急いで旅行鞄から服を取りだし、着替えると白いラギアクルスに別れを告げ、走り去って行った。
「ギャ・・・!!キャ・・・ウ・・・。」
白いラギアクルスはその背中を見えなくなるまで、寂しそうに見つめていた。
■作者メッセージ
終わりでは無いですよ〜(汗
<2013/02/04 21:37 ファウスト>
▼作者専用
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