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人柱捕食
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− 1番目捕食は… −
人間の間にこんな噂が広まった。
「外に出ると襲われて食べられてしまう。」
人々は恐れて、外に出ることはなくなった。
そんな中…
「情けねぇなっ!アタイが行ってやるよ!!」
そう言ったのは、1番勇ましい女の子だった。
「そんなことは止めろ!命拾いなんて夢のそのまた夢だ!!」
みんなが止めるも…
「意気地なしに言われたくねぇ!!!」
女の子はナイフを振り回した。
「ぎゃあっ…!!!」
「わあっ…!!!」
人々はナイフに斬りつけられ、死んでいった。
彼女の前には真っ赤な道が…
「面白そう…やってやる!!!」
彼女は森に向かって走り出した。
真っ赤な道を踏みしめながら…
森では…
「1番目人間は勇ましく、ナイフ片手に外の世界。
いろんなものを斬り捨てて、真っ赤な道を敷いていった。
そんな人間は森の奥、罪人のように閉じ込められて。
街に出来た道以外に彼女の生を知る術は無し♪」
「!何この歌……!!」
彼女は気付くのが遅かった。
彼女はジャローダの口の中に収まっていた。
「わあっ!止めろ…!!」
「や〜だねっ折角のごちそうなのに手放す馬鹿いる???」
「くっ…!わあっ!!」
バクッ
彼女は甘噛みされた。
例え相手が弱気でも、こっちにとっちゃ凄く痛い。
「面白くないなぁ…呑んじゃお♪」
「いやああぁ…!!!」
その後、森には彼女の悲鳴と、ゴクリという音が響いたそうだ…。
<2012/11/26 20:46 みかづき>
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