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出会ったもの
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!」
その頃少女はシンの胃袋でロイの時と同じ、体育座りをしていた。
けれどロイとは違う丁寧な扱いに、うっとりとした様子を見せる。
一定のリズムで波打つような動きで少女の体を揉む。
生暖かい粘液が、とろりとかかりクチュクチュと音を立てる。
激しいものではないが、少女はその責めに小さく喘ぐ。
下半身は胃液とはまた違う粘液に浸り、そのまま全身を包むようなマッサージを受ける。
蒸し暑さも感じるが、ムニムニと体を揉む胃壁の動きに眠気を誘われていく。
そして彼女はその優しい温もりにそっと目を閉じた……
どちゃっ
二回目となる吐き出し。
日も暮れ、風が肌を突き刺す冷たさへと変わる。
体液でベトベトになってるせいで、起き上がりにくそうだ。
そこに二匹が抱き着く。
「きゅう♪」
前後から感じるモフモフ。
あたふたとするも、また彼女は心地よさそうな表情を浮かべる。
二匹の毛はほんの少しだが、タオルの役割も果たした。
可愛らしい鳴き声を出し、少女に甘える二匹の竜。
いきなり甘えだす事に疑問を抱きつつも、優しく頭を撫でる。
同じ子供のはずなのに、彼女は母親の気分を味わった。
「ねぇねぇ、明日も遊ぼ?」
「今度は面白い場所に連れてってあげる!」
スリスリと甘えながらの提案。
目を輝かせる二匹に頷けないはずも無い。
明日は暇だと思うと彼女は笑顔で頷いた。
するとよほど嬉しいのか、ムギュッと強めに彼女に抱き着き顔を舐める。
そして夕食の時間前になると少女はロイ達と分かれた。
大変な一日だったが楽しく、次の日に期待を抱く。
急ぎ気味の足取りで帰宅すると、彼女は両親に報告した。
仲の良い友達が増えた、と。
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■作者メッセージ
正直この二匹は記憶からも作品自体も消して存在しなかったようにしようと思ってました。
なり茶でのリクや小説でリクくれた方々には言葉では言い表せないほど感謝してます。
本当にありがとうございましたm(__)m
|期限|≡┏( ; ゚Д゚)┛
残すところ一体、間に合えーー
<2013/04/29 13:35 どんぐり>
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