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青い炎と紅い炎
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「あぁ、大丈夫。」
正直、いろんな意味で大丈夫じゃない。
「私がふいてさしあげましょうか?」
ドラさんの両腕・・・いや、両口と言うべきだろうか。その口からは、やけに糸をひく涎が垂れていた。
まさか、拭くって「舐め回す」ことじゃないよな!?
「いいですよ。自分で拭きます。」
「遠慮しなくても良いのですよ?」
「硬化!」
全身の毛を、針の様に固く、尖らせる。摩擦が一切なくなるので、飛ぶ時にも使う。
全身に付いた涎が、一気に流れた。
「おや、なんと。」
話を本題に移そう。
「ところで、紅いバクフーン見なかったですか?」
「さあ・・・知りませんね。」
「そうですか・・・。」
<2012/11/11 13:57 ファウスト>
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