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コラボ小説「不思議な館」
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− 夜中の −
俺は目覚めた
何処で?
とても、暗い部屋で…
何も見えない…何も聞こえない部屋
黒に塗りつぶされた部屋
誰もいない…自分しか…自分独りしか
存在していない部屋
俺は震えていた
独り暗黒に包まれた部屋で
だけど、あるとき温もりを感じた
一人…また一人と…増えていく温もり
暖かさ…そして
…笑顔
***************
「…ぅう、俺は…」
俺は泣いていた。
頬に涙の流れた後が固まって、筋になっていた。
俺は起き上がろうとしたが…もう少し
夜が明けるまで、また寝てようと思う。
「…心配、無駄にかけたな…アハハ。やっぱり、俺って存在するべきじゃ…無かったのかな?」
アハハが椅子に寄りかかり、寝ていた。
何度も手間をかけちまってすまないな。
「おやすみ…アハハ」
俺は再び眠りに着く。
別に永い眠りではない。
再び瞳を見せる眠りに。
***************
ヘリオスが寝息を立てると同時に誰かがこの建物に近づいていた。
「ここ…かな?…でも、今夜中でしここの人達に迷惑だよね」
彼女は館の前で立ち止まり、独り言を呟いたあとに少し離れた木の上に上り
寝息を立てる。
「ヘリオス…やっと、見つけた。大切な家族」
■作者メッセージ
短い?
まぁ、気にせずに…
<2012/11/16 22:34 アハハ&ヘリオス>
▼作者専用
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