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君と見た空
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オーガは、ギラティナの喋り方が、恐ろしく陽気になっている事
に気づく。思考が止まる程の悲しみのせいで、口元はヒクヒクと痙攣していた。
「理由はないよ……ただそれが…今の僕の夢なんだ。」
最後に冷たく突き放すように言った事を、カイオーガはすぐに後悔した。
ギラティナは現実を拒むかのように首を振り、現実という悪夢にうなされる。
「頼む…やめてくれ…」
「……ギラティナ…」
「もう独りに……しないでくれ…!!!!」
ひとり冥界で暮らしていた過去の自分…
それに再び友の消えた生活を重ね合わせると、ギラティナの
精神はガラガラと崩れるしかなかった。
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←<2011/05/15 16:18 ロンギヌス>
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