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守る物
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…ザッ!
「ふぅ…ついたついた!この体にも大分慣れてきたかな。さてと、人を探さないと…。あっちのほうに行ってみよう。」
辺りは畑や田だらけだ。しかし、そのなかには完全に干上がっているものもある。
しばらく歩いていると人らしき影が見えてきた。
「おいしょ!おいしょ!」
必死に畑を耕しているようだ。
「何してるの?」
「…うわぁぁぁぁ!」
急に話しかけた為かびっくりさせてしまった。
「ごめんごめん。驚かせちゃったね。」
「ううん!だいじょうぶ!それより君ここらへんでは見ない顔だね。お名前は?」
{僕がウルってことは黙っておいたほうが良さそうだな…}
「ウ…ウルルっていうんだ。狼の獣人。村の外れに住んでるんだ!君の名前は?」
「僕?僕はライム!君と同じ狼の獣人だよ。ここで農業を手伝ってるんだ。でも…最近不作で…。それに…」
「…それに?」
「今日の朝、村の神様のところに供物を捧げにいったんだけど…。供物が少なくて…怒られそうで怖くなって何も言わず置いてきちゃったんだよね…」
その瞬間ウルの目の色が少し赤くなったようにも見えた。
「へぇぇ…。…で、その神様に悪いとはおもわなかったのかなぁ?」
「…そりぁ、思ったさ!今では後悔してるよ…。ウル様はこの村を守ってくれてるんだ。おかげで僕たちも安心して暮らせているしね。」
「…そうか。」
{思ったより悪い奴じゃないかもしれない。正体をばらしてもいいかな。}
「ライム。」
「なぁに、ウルル?」
「実はね、僕は……」
……ドオオオオオオオオオン!!!
村の外れのほうから爆音が聞こえてきた。
■作者メッセージ
グダグダですいません…。
いろいろ思いついたんでジャンル変えました!
〜キャラ紹介〜
ウル 人間でいうと10〜12歳くらい
神としてはまだまだ新米。
オス
ライム 9歳 オス
村の中心より少し外れたところで
親戚の農業の手伝いをしている。
今月の供物を捧げる係だった。
女の子もそのうち登場させます!
<2012/10/01 21:03 ピヨ助>
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