[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS
桜舞う日に
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10
11 12 13 14
− 久しぶりな再開 −
スイト「ん〜やっぱりウンブラの胃袋も最高だな♪」
狭い肉の空間に包まれていてスイトはそれを堪能した。人間を一人胃袋に収めることしかできぬがこの空間がまた良いところだ
グニュ…ムニュッ……ムニ…ムニ…
スイト「ん…?」
中がゆらゆらと揺れたかと思うと胃壁が蠢いていた。胃壁からは体液が染み込んでいきスイトの体に塗りつけていった
それと同時に体から違和感を感じた、体が徐々に力が抜けていてへとへとに疲れてしまった
ウ「〜♪」
スイト「う、うう…疲れて…きた」
次第には指一本も動けなくなっていく
何も体を動かしてもいないのにこのお疲れモードは異様。恐らくはウンブラの仕業だ
胃袋内で獲物の生気を奪う、ウンブラの得意分野だ。体力を吸い取られてはいるがこれもウンブラの愛情表現と言ったところなのでもある
グニュグニュ……ニュム…
スイト「ううん、もう眠い…や」
胃壁の揉みこみも加えて疲れが倍増に増していく
かなりのお疲れが来たのでスイトはすぐに眠りへと落ちて行った
スイト「んん…」
ウンブラ「あ、起きた♪」
眠ってからしばらく時間が立った頃
目を覚ますと視界は笑顔を見せるウンブラの顔が映し出されている
ウンブラ「スイト兄ちゃん、おはよう♪」
ペロペロ…
スイト「お、おはよう…ウンブラ」
抱きついてくると顔をペロペロと舐めてきた。ちょっとくすぐったいがこれもまた心地よい
ウンブラ「ふああ〜」
スイト「ん…?」
突然、ウンブラがあくびをし出したためスイトはつい見とれてしまった
竜があくびをするのは萌える場面ですからな〜
スイト「眠いのか?」
ウンブラ「うん、眠いや」
スイト「分かった。眠いなら寝た方がいいぞ」
ウンブラ「うん、お休みスイト兄ちゃん」
黒い竜の体を丸めてウンブラはすやすやと眠りにつく
微かな寝息を立てて寝顔を見ると顔が可愛い
?「相変わらず楽しそうにしてるじゃない?」
スイト「え?」
ひとまずリラックスしてると後ろから妖艶のある声が耳元で響いた
急いでスイトは後ろへ振り向き、それを見た瞬間ドキッとして動揺してしまった
?「お久しぶりね…坊や、あなたに会いたくてわざわざ遠く来てあげたわ」
スイト「えっ…う、うそ」
後ろを向くと前にどこかで会ったことのあるポケモンのスイクンだ
色違いなのか紫色のローブしてて顔の表情は普通のスイクンとは違い美貌の持ち主である。彼女、スイクンはスイトを見つめたまま深く微笑んでいた
冷や汗を垂らし、スイトは少しずつ後ずさりしてて今にも逃げ出したくなっていた。彼は以前このスイクンに色んな目にあってしまったため苦手な方であり、でも少し好意を抱いている
また今回は何をされるのだろうか…逃げることが不可能なこの状況に覚悟を決めなくては
■作者メッセージ
久しぶりに登場したスイクンの色違い!
って、前の投稿を見た人にしか分からないかも(汗
<2012/06/22 22:39 スイト>
▼作者専用
[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS