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会合3 〜人間vsポケモン〜
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ゼクロムは見張りの様子を、草影から覗いていた。他の者は静かに指示を待つ…
ゼクロム「う〜ん…見張りは困るな。」
ミロカロス「襲いましょうか?」
ハブネーク「いや、叫ばれたらまずい…慎重に考えよう。」
ミロカロスの口から涎が垂れている…お腹も元の大きさにまで戻っていた。
ゼクロム「要するに叫ばせる事なく拘束できれば…」
ミロカロス「おまかせあれ♪」
ミロカロスはずいと進み出て、見張りに背後から近づく……物音ひとつしない。
すぐに後ろに尾き、絶妙のタイミングを見計らう。
…今ね…!!
スリュッ…
ミロカロスは服の中に入り込み、直に体を這う。巻きつくように…
見張り「ふえっ?……あっ…あひぃ…ぃ…ぁ…」
突然くすぐったい感触が体に纏わりつき、見張りは激しくくねらせる。
「あっ…誰か取っ…うぅん…」
ミロカロス「(あら効果は抜群…かしら?)」
首元から顔を出したミロカロスは、ウィンクをゼクロムに送る。
ゼクロム「よし…行くぞ…」
成功のサインを受け、29人はバリケードを静かに突破し、焚き火へと向かっていった…
ミロカロス「さあ…念には念よね。」
見張りを思う存分楽しませる。滑らかに体に巻きつかれ、見張りは地面に倒れてしまった。倒れてもなお、ミロカロスのプニプニとした体が、シュルシュルと這う。
「いっ…ひうぅ…ん…な、何なんだ…」
ミロカロス「あら?気づいちゃった…」
身動きが取れないよう、首に巻きつきながら話す。
「がぐぅ…く…苦しい…ヤメテ…」
ミロカロス「ふふ…あ〜〜〜…」
立派な喉、蠢く舌、滴る唾液。それらを見せつけられた見張りは、自分がどうされてしまうのかを知る。
「俺を…喰うのか…?」
ミロカロス「正解♪気持ちいいと思うわぁ…」
死を意味する甘い言葉に、見張りは突然暴れだす。だがもう既に手遅れ、ころころと転がるだけ…
はぅむ…♪
「むぐっ!……うぅ…やめろォ…」
柔らかい舌、甘い口臭、甘噛みされる感触……その代償は、「消化」だけ…
くゎぁぷ…クチャ…アムアグ…
抵抗を封じられた獲物を、嫌らしく呑んでいくミロカロス。その口は足先をも引き込み………
ごくん…コプォ…ゴ…
消化という肉の支配を受けるため、見張りはミロカロスの食道を膨らませ、さっきと同じ状況になる。
それは残酷であり、優雅でもある食べ方だった…
塊は胃へと落ちこみ、動かなくなった。
ミロカロス「ふふ…いい子ね…」
ミロカロスは柔和に笑うと、とぐろを巻き、消化を開始するのだった…
<2011/05/15 14:39 ロンギヌス>
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