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会合
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カイオーガはモンスターメモリを、ゆっくり舌に差し込んだ。
…ムギュウ…ムグ…
メモリは舌にすんなり入り、一瞬の静寂が訪れる。
…ドクッ…グプゥ…
オルク「え…うそ…」
カイオーガ「わぁ〜♪」
一瞬震えた舌は変化し始める。
先には穴があき、何やら口のような…
オルク「あっ…え…」
カイオーガ「すごいやぁ…これもーらい♪」
舌がどうやら本当に蛇のようになってしまった…「舌蛇」とでも呼ぼう。
オルク「……え?」
オルクが驚くのも無理はない。舌蛇が自分を向いているのだ。透明な液体をこぼしながら…
オルク「あの…えっ…助けてくれるん…」
カイオーガ「……さあね♪」
残酷にも約束…いや約束すらしてないようだ。確かにカイオーガは、「メモリに興味がある」と言っただけ…
カイオーガ「さてと…美味しい事を祈るね♪」
オルク「そ…いやだあああああ!!!!」
オルクは逃げ出し、ドアノブをひねる。
ガチャガチャ…
オルク「くそ…なんで…なんで開かねえんだよ!!」
ヌリュッ…シュルシュル♪
オルク「あっ…だめだ…やめろ…」
敵に背を向けた事が間違いだった。背中を何かが這い、体に絡みついてくる…
オルク「ちょっ…むぐぅ…」
巻きついた舌に口を塞がれた…息が出来ない…
カイオーガ「上を見てごらん♪」
オルク「ふぐぅ…むぐぅ…?」
大きな口を開けた舌蛇が、自分にかぶさってくる。
その奥には長い管が…
あむっ♪
オルク「ぶぐうううう!!!んぐんんんんんんううう!!」
蛇の口が、オルクの頭から首をくわえる。
窒息は免れたものの、柔らかい肉が顔に押しあたる。柔らかいので気持ち良いかどうかは……本人次第。
くゎあぷ…もぐぅむ…
オルク「いやだ…出して…くれよ…」
舌の圧倒的な力に、どんどん体は呑み込まれていき…
あぐぅ…
オルク「ひぐぅ…!」
全身が舌蛇の口に収まる。肉に咀嚼され、揉まれ、埋もれ、体は奥へ…
カイオーガ「バイバーイ、ありがとねぇ♪」
■作者メッセージ
舌蛇解説↓
カイオーガの舌が、モンスターメモリによって怪物化した姿…というか物。
(単に口と食道ができただけ
獲物は舌の中を通っていくので、舌袋直通。普通の舌袋より出られる確率は低い
(獲物を呑み込んだあと、口をなくせば、脱出率0%
モンスターメモリは、舌に取り込まれたため、カイオーガの意思によって作動する。
舌蛇に喉は無い。
要するにピンクのアナコンダですね。
設定変更の説明。↓
舌蛇
全長70mの舌でできた蛇。口、喉、食道と、捕食に使用する部位は全てある。(胃は除く。
だが喉の力が弱いため、大きな獲物を呑む場合、数回嚥下しなければならない。
<2011/05/15 14:27 ロンギヌス>
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