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【保】不思議な体験
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僕は気ままな学生生活を謳歌(おうか)する高校二年生。就職も進学も決めるのは来年!と思っていた。つまりは考え無しに行動していた。
そう、あの事があるまで………
その日僕はいつも通りに授業を終え、家に帰るべく駅に来ていた。
「ふわぁ〜。あ〜眠かった!ベルヌーイの定理なんて理解できねー。」
呟きは誰にも聞かれずに消えていく。何時もは友達何人かで帰るのだが、今日は試合らしく一人になってしまった。
関西圏が命綱な大手鉄道会社の駅の改札に某ICカードをタッチして通りぬける。にしても磁気券が使えない改札増えたな〜。
ドカッ!
うん?音が気になり後ろを見るとステンレス製っぽいカバン?スーツケース?が引っ掛かり改札を通れないのが居た。車椅子対応改札使えよ…
そういえばカメラを首から下げた奴が目に付くな…
ここはどっかの駅みたく古レールの駅舎なんて無いのにな。昔ならともかく。あいつなんか一眼レフを二個ぶら下げて三脚にはビデオまで載せている。
賑やかなのは良いが邪魔だな。
何時もならこのままホームに降りて外側線の柵に寄りかかって貨物や新快速の通過風で涼む所だが……
<2011/06/03 21:15 リオレイア>
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