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竜との日常{続編}
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− ヴァルの補食シーン −
に掴まろう牙に手を差し伸べようとしたがビリッとした感覚に手が拒否ってしまった
牙にもこんなに熱いなんて知らなかった。しみじみ思いつつ俺は牙を見つめていた
ヴァル「(もういいかな」
グイ…
ス「あ…」
浸ってる途中、舌が俺を喉へと追いつめていた
ヴァルが俺を呑み込もうとしてるのだろう。喉からも湿気が漂っていて胃袋はどうなっているのだろうとふと思った
それに察したスイトは抵抗することなく喉へ落ちていった
ゴクリ…
ヴァル「ふう〜ごちそうさま」
ゲフッとゲップをしたまま喉からできた膨らみを手に置いていた
ズチュ…グチャ…ズチ…ヌチ…
ス「ぐっ…うぐ…ん…あああ…」
真っ暗で生臭い食道。しかも蛇のように狭くて辺りの肉がスイトを這うように張り付いてきて身動きすらも取れなかった
ズズ……グチャ…
ス「んん…うぅ…」
食道からようやく胃袋に到着し
広さは食道と全く変わらない胃袋は気温が明らかにすごかった。これはサウナとしか言い様がない
狭いが故に胃壁も熱が高く今にも火傷してしまいそうであった
グニュ…ニチュニチュ!ヌチュリ…
ス「くっ…うああ…」
むぎゅむぎゅと胃壁が圧迫をかけてスイトをより狭め込んでいき、更に漂う蒸し暑さにスイトの頭はオーバーヒートしそうであった
ムチュ…ニチャ…
ス「もう…ダメだ」
あまりの熱さに耐えきれず目眩を起こし、次第に意識が真っ白になって気を失ってしまった
ゴポォ…ジュウウゥゥ!
ス「………………………」
意識が失ったスイトに
どんどん胃液が遅いかかっていてスイトの体に侵食を始める。胃液はかなりの強酸だが生憎スイトが気を失ってるため痛みはなかった。体中にぷしゅ〜っと煙を上げながらドロッと皮膚が晒されていき
そして時間と共にスイトは溶かされていった
ヴァル「ふう〜」
外ではヴァルが膨らみが消え去った胴体を見ていて爪先でちょんちょん触ってると
ネージュに近づいてスイトを蘇生するように頼んだ
ヴァル「だから、お願い!」
ネ「分かったわ」
パアアアァァ
ス「うぅ…?」
ヴァル「あ、スイト!!」
ネージュは人間とは思えない何だかの呪文を唱えるとすぐにスイトを蘇生させて
ヴァルは嬉しそうにしてスイトに近づいた
ヴァル「体の方は平気?怪我とかはない?」
ス「いや、まあ大丈夫だ」
ヴァル「そう?ならいいけどさ」
ギュゥ…
ス「ん…?」
少し安心したヴァルはスイトをグルグルと巻き付いてきていて体の自由が奪われてしまった
ス「な、何してんの?」
ヴァル「ちょっとこうしてる方がいいの、ダメ?」
ス「…別にいいけど」
ヴァル「やった!♪」
スマイル(?)で返されたヴァルに俺は返す言葉がことなくその場に座り込んでいた。でも不思議なことに巻かれた尻尾から伝わる熱気がなんだか暖かく感じる、一体どうしたんだろうか
ヴァル「〜♪」
ス「まあ、いっか」
しばらくは動けないままだがこんな状態も悪くない。彼のある炎のたてがみを見てるとかなり立派なものだ
火龍として中々なんだが、これであの魔王手先じゃなかったらかなり良かったのにな〜(←個人の判断
その後、俺とヴァルは
夜になると二人と一緒に寝ることにした。彼に伝わる温もりによって俺はすぐに夢の世界へ飛びだっていたのだった
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■作者メッセージ
ゲームにいる龍の描写って結構難しいな〜
これでいいのか分からない(まあいいけど
ヴァル「いいの?」
うん…
この調子で新たなキャラを出さないといけないな!!
ネージュ「本当に大丈夫かしら(ボソリ」
もう気づいてると思うけど読者の方はヴァルバジアって言うお名前はもうお分かりかな?
<2012/03/15 09:33 スイト>
▼作者専用
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