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竜との日常{続編}
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− お仕置き −
ス「いや〜相変わらずいいな〜」
いつまで時間立ったのか分からない金色の竜のお腹にいるスイトは心地好く横たわっており
ただ誰も邪魔される事がない彼女の胃袋を堪能しており、やがては眠りに付こうとした…が
ス「ふふふふ…ん?」
突然どこからか声が聞こえる…上?
誰かの悲鳴らしき声が噴門から徐々に大きくなっていく
トマ「ふぎゃあああああああ!!」
グチュウゥ…グニグニ……ドチャ!!
トマ「いてっ!」
ス「な…」
噴門から姿を現しスイトの近くに落ちてきたのは全身全裸のトマートだった。
何か歯形やの跡が残ってるるのが気になるが
ス「って、何でお前がここに!?」
トマ「は…す、スイトさん!!」
ス「え、え〜」
ハッと俺に気づいたのかトマートはこちらを見つめてくる
トマ「スイトさ〜ん、僕ら食べられちゃったよ〜!(泣」
ス「いや、食われたと言うよりこれは〜」
首をぶんぶん振り、本当のこと言うなと心がけこの状況を理解しようとしたが結局は理解不能に終わった
ス「ど、どうしよう」
この堪能する空間にまさかトマートが入って来たのを予想外にどうすればいいか分からなかった……すると…
グニュ…ムニュムニュ……グボン!!
ス「うわ!?」
トマ「ひゃあ!?」
急に胃壁がぐらぐらと揺れ出すとスイトだけが上へと送られ食道へ上昇して行った
ズニュ…グニュグニュ……ドバァ!
ス「う!!」
トレ「…スイト」
ス「あ…と、トレゾア!」
口から吐き出されたと思うとスイトは金色の竜の手に乗っかっており、彼女は真剣そうな目で俺を見つめていた
トレ「いきなり出してすまない。ちょっと用事ができてしまってな」
ス「え、用事って?」
トレ「先程食った人間を消化するのだ」
ス「え…」
先程食った人間=トマート
俺はその事にどうしてかと聞きたかったがさっきまで何が起きたのかさっぱり分からない為何も言う事ができなかった
トレ「消化するのにお前まで巻き添えを喰らわせたくなかったからだ」
ス「…そうか、ありがとう」
トレ「ふふ、お前に礼を言われるとこちらも嬉しくなる」
ス「そ、そうか?」
トレ「ああ、そうだ♪」
竜の姿に関わらずトレゾアは俺に笑顔を見せて来るので思わず照れてしまう。
だがその隙を計ったかのように俺を抱き抱え、そして唇を奪われてキスを行っていたのであった
ス「……//」
トレ「〜♪」
互いにキスを交わりスイトは応えるかにキスをし、二人は何時か浸っていた
ス「ん…あ、いけない」
トレ「?」
パッとキスを解放すると俺はある事に気づいた。それはトマートが今どうなってるのかだった
ス「トレゾア〜今中にいる奴どうなってる?」
トレ「むぅ…もう消化してしまったぞ?」
ス「あっそう」
トレ「?」
遅かったかと思い、呆れてガクリと顔を下げってしまった。その様子にトレゾアは首をかしげていた
ス「トレゾア…実は…」
トレ「…?」
仕方なくトレゾアにトマートの事とかの事情を話した
トレ「なるほど…あの人間はスイトの知り合いだったのか」
ス「うん、一応ね」
トレ「すまん、私とした事がついそいつを食ってしまった」
ス「い、いいよ…別に。蘇生さえしてくれれば」
トレ「ふむ、分かった」
するとトレゾア何らかの呪文を唱えるとパッとトマートが姿を現し地面に倒れていた。それを確認したスイトはすぐさまトマートに近寄る
ス「おいトマ…トマ…!」
トマ「むにゃむにゃ…今日はもう食べられないよ〜」
ス「あ、大丈夫か」
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