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小さな村の小さな少年の物語 − 旧・小説投稿所A

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小さな村の小さな少年の物語
− プロローグ −
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「ファァ…よく寝たぁ〜…」

まばゆい朝日と元気に空を舞う鳥たちの声で少年は目を覚ました。目をしょぼしょぼさせて暫く布団の上で放心しているとだんだん視界や意識がはっきりしてくる。

「よし、今日も頑張るかぁ〜」

グッと大きく背伸びして、布団をはねのけて直ぐに食事を済ませて外へと飛び出して行った。

ここは、そこらの都なんぞとはかけ離れなれた小さな村ではあるが水や自然に恵まれており、そこでは数百人の人々が家畜や農作物を時給自作で家計を養っている。皆あまり裕福ではないが、それなりに平和に暮らせるすみよい所だ。

「お〜いフィー!こっち手伝ってくれ〜」

「は〜い!」

フィーと呼ばれたこの少年はこの村に住む数少ない子供の一人で、小さくまだまだ幼いながらも毎日家族のためにせっせと働いていた。

「やっと終わったぁ〜…」

「ご苦労さん!もう帰っていいぞ。ありがとな!」

「うん。それじゃ!」

フィーの仕事は昼過ぎに終わり、いつもより少し早く家に帰らせてもらった。今日の仕事の給料をもらって、家へ帰るのかと思いきや、フィーは家には向かわずそのまま近くにある森へと入っていった。

森に入って暫くすると大きく広がる草原に出てきた。そこには川もあり、風が地面に広がる草をなびかせていた。

「せーのっ」

フィーは服を脱ぎ捨て、川のふちで大きく深呼吸して勢いよく川へと飛び込んだ。
冷たい水が体の隅々を心地よく包み、仕事の疲れを癒していく。
息が限界に達し水面に顔を出して地上に上がってそのまま草原の上に寝転がった。

「…今日もいい汗かいたぁ〜!…おっ!」

頭だけ起こして辺りを見回して見ると一匹の小さく可愛いウサギがいた。

「おいで…」

フィーがそういうとこのウサギは少しずつ近づいてきた。

「えへへ…君かわいいな〜」

近づいてきたウサギを優しく撫でているとウサギは気持ち良さそうにフィーに身を預けていた。
暫くすると沢山の森の動物たちにフィーは囲まれていた。

フィーは仕事の後のほとんどの時間はこうして過ごしていた。小さいときから来ていたこの場所は、彼の一番のお気に入りの場所で、何度も通っているうちにここの動物達とも仲良くなっていた。
フィーはこう言った動物たちとの時間を思う存分と過ごし、家へと帰るのであった。

「ただいま。ライズ兄!」

「お帰りフィー。晩飯できてっぞ!早く喰っちまわねぇと冷めてせっかくの飯が不味くなるぞ。」

「うん、わかった。」

家には夕飯を作って待っていた唯一の家族の兄、ライズがいた。
兄の作る料理はフィーは結構気に入っており、性格や口調に似合わず料理が上手で、毎日美味しくご飯が食べられた。

食後、風呂に入り布団へ潜り込むと『明日も頑張るぞ』と小さく呟き、目を閉じて眠りについた。

翌日、フィーの平和で平凡な運命を変えた、ある出来事が起こった。



ハイ、ということで新作でございます〜いかがでしたでしょうか?題名に若干不安を抱いておりまする。(え
いや〜なんか新作出すって緊張しますね〜。もう途中何書いんだか訳わかんなくなっちゃったりしました…。
まぁこんな感じでダラダラ(オイ)投稿していくので、応援よろしくお願いします〜♪閲覧ありがとうございました!
<2013/03/17 02:50 カイル>
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