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− もう・・・遅い −
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「リグレット院長・・・これでは、この病院はお終いです」
「・・・そうだな・・・だが、これは何者かによる毒死だ」
「えっ!?・・・ですが、毒の成分は全く」
「・・・出なくて当たり前だ・・・この成分は消えるのだから」

記憶を摩り替えることなど容易い。
本当の院長を殺し、その人間に関する記憶を抹消し、俺が院長だった・・・と、いう記憶を入れ込む。

それにしても、ニンキャスの働きは凄いものだ。
以前はこのヘルフィナ国を壊滅に至らせたのだからな。
今回はどれほどまでの被害を出させるかな?
楽しみだ・・・が、このまま放置しておくと、逆に不審がられるな・・・。
仕方ない、調査だけでもしてもらうか・・・。

「あの財団の名前は・・・えーと」
「ヘリオス財団ですよ?」
「!?・・・あぁ、そうだったな・・・調査の依頼を出しておいてくれ」
「あ、はい」

そういえば、そうだったな・・・。
ヘリオス財団・・・。
まぁ、俺が居なくてもあいつらは勝手にしているだろうし・・・。
これは、ある意味いい展開かな。

「葬式の準備はできているな?」




















「ウフフ・・・皆、幸せになってね・・・ウフフ」

小鳥達によって届けられる一通の手紙。
その中には誰かからのメッセージが入っており、一緒にガラスの小瓶も届けられる。
中には錠剤が入っていた。
夜に飲んでください・・・。
幸せを運ぶ、青い鳥と・・・その届けぬしの想いを込めた黄緑の鳥・・・彼らは届けた後、どこかへ消えてしまう。

「全部・・・壊れてしまえばいいのよ・・・ウフフ」

「もう・・・」


はい、次で終わり
いろんな意味でw
<2013/03/31 15:01 ヘリオス>
消しゴム
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