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こんにちは！　今日は食材の美味しい食べ方を紹介しちゃいまーす！　レポーターは私、グラトニー＝ウルフで進行します！

まずは今日の食材ですね。真っ白なうさぎです。ふわふわ柔らかくて美味しそうですね。

クッキングの基本は狩りから！　さあ、行きましょう。





見つけました、今日の食材です。食欲そそられますねぇ。おっと失礼よだれが。

そのまま近づいていっちゃダメですよ？　まずは油断させるといいでしょう。



そーとそーと近づいていきます。いい香りですが、まだ我慢です。

向こうがこちらに気が付いたら、さっと身を翻して戻ります。



そしてもう一度。

さらにもう一度。



こうしておけば警戒心も溶け、やがて驚かなくなるでしょう。

それでは仕上げです。今までと同じように近づいて行きます。

おっと、こちらへ気が付いたようですね？　ですが、逃げません。

これまでならここで帰っていましたが今回は・・・・・

３

２

１



バグウッ！！！



大・成・功



可哀想にぷるぷると震えているのがそそりますね。今回の食材調達完了です！

さてさてどうしましょうか。今日のお題は【踊り喰い】です！　野性味あふれますね。



匂いは・・・最高！　これは間違いなく最高ランクA5レベルに相当する極上肉ですよ！

次は舌で舐めてみましょう。



ぺロ・・・これは草食動物！！

完璧の二文字が浮かんできます。

それではそろそろいただく、前に命を提供してくれる兎さんに感謝しなくてはいけませんね。食べる前に、必ず２つの質問をする事にするのが肉食動物のマナーです。



　「体のどこから食べてほしいですか？」

　「ひっ、ひい・・・」



答えてくれませんね。では、好きなとこから牙をつけさせてもらいましょう。



　「最後に、言い残す事はありますか？」

　「やだ・・・・・殺さないで！」

　「じゃあ、私が食べ終わってまだ死んでいなかったら、逃がしてあげましょう」



この２つは大切ですよね。



　「では、お肉をいただきます」

暴れても逃げられないように、肩に爪を突き刺して全体重をかけておきます。

最初に食べる場所として私のおすすめは、やっぱり柔らかいお腹です。

お腹は動物の急所。普段は絶対に見せてくれないので、そこに牙をつきたてられるのは、肉食動物の特権ですね。



ガブリ！



うーん。口の中にじゅわーと広がる血の味がたまりません。牙が肉に食い込む時の固さで食感は決まりますが、この兎さんには満点をあげていいでしょう。引き千切る瞬間の弾力も抜群です。

顔をうもれさせて食べれば、さらに美味しさアップです。みなさんも試してみては？

暴れる手脚もいいスパイスです。



おっと、少し食べ進めたところで骨に当たりましたね。骨はカルシウムたっぷりですよ。

こういう時に狼の牙ってのは本当に便利です。骨の耐性よりも顎の力のほうが強いですから。

一気にほうばってしまいましょう。



ガリッ・・・ゴリッ・・・



甘いです。



そしてついにお楽しみの内臓です。モツですね〜

血がしたたっているのが綺麗でとっても美味しそうです。

膵臓、腎臓、肺、色々ありますが、最初に食べる場所としてオススメなのは肝臓です。独特の風味があって、お口直しになりますからね。



バグウ！　デリシャス！



苦みが好きな方は胆嚢、塩気を楽しみたい方なら膀胱などがオススメです。



それから前脚後ろ脚も忘れてはいけませんね。先っぽからボリボリとやるのがおやつ感覚でどこかなつかしいです。

兎なので耳が大きいのがポイント。根元から食べると、そこから血が流れ出して後々先っぽが乾いてしまうので、耳も先から食べるとより美味しく頂くことができます。

それでは、最後に心臓を食べてみましょう。心臓を先に食べてしまうと、血液の循環がなくなり他の部分が痛んでしまうので、最後に残しておくのが鉄則です。

心臓は何と言ってもこの甘さが格別ですね。



！！



おっと、残った体が飛び跳ねました。今のですでに虫の息だった兎さんがお亡くなりになったようですね。せめてご冥福をお祈りしてあげましょう。

心臓は膜のようになっているので、ゆっくりと噛んで楽しむ事ができます。

これで、食べれる部分は大体終わりですね。

みなさんも、自分流の食べ方を見つけてみてはどうですか？





グルメの道はどこまでも！　それではまたいつの日か！

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