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少女と怪物と猫鼬と兎達 − 旧・小説投稿所A

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少女と怪物と猫鼬と兎達

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「…うーん。数が多いわね…」

ミナがそう呟いた。
確かに、尾行対象は普通数人だから、20人程いるこの集団の尾行は、難しいだろう。

「…あいつらは、『古代兵器』とやらを探している…らしい」

アリルがミナにそう教えた。
結構遠く、声は聞こえないから、心を読んだのだろう。

「…で、その『古代兵器』ってどんななのよ」

すると、アリルは、首を横に振り、「分からない」と言った。
恐らく、あの集団は、心の中で、(『あの』古代兵器は…)と思っているのだろう。

が、ミナは、そんな事情も知らず、

「…もう。肝心な所で使えないんだから…」

そう言ってから、失言だったと気付き、慌てて口を抑えるが、既に遅かった。

「…うぅ…。使えないなんて酷いよ…」

その時には、アリルはしっかり落ち込んでいた。

「い、いや、アリルはとっても役に立ってるから大丈夫よ!ほら、チョコレートあげるから元気出して!」

慌ててミナがフォローを入れ、アリルの元気が復活する。
ミナはこっそりため息をついた。

そのゴタゴタの間、二人は集団から目を離していた。
だから気付かなかった。
安全より効率を取った集団が、分隊を作り、その一つが自分達のいる場所に向かって来ている事に。
そして…。

「あっ!」「くっ!」
「!皆!来てくれ!」

二人が驚いて声を漏らす。
男も同じ様な反応をしたが、無線機を使い、全員を呼ぶ。

…こいつらだけでもぶっとばして、逃げようか…。

二人がそう思った瞬間、分隊全員が銃をつきつけ、二人が怯んだ瞬間に撃った。

バシュ!

発砲音とは違う軽い音がして、飛び出た矢は二人に刺さる。
そして、

バリッ!

と、普段電気タイプの発する音が聞こえ、二人が倒れた。

集団が使ったのは、『テイザーガン』。
拳銃に似ているが、撃つと、ワイヤーの付いた矢が飛び出し、すぐに数万ボルトの電気を流す。

その電気のせいで、二人は麻痺状態になってしまったのだ。

「くっ…うっ…」「あぐっ…くそっ…」

うめく二人を見て、一人がポケットから小さな瓶を取りだし、中の液体をハンカチに垂らし、二人の鼻に押し付けた。

「ふぐっ…お兄ちゃ……zzz」「ぐっ………zzz」

催眠薬を吸わされた二人は寝てしまい、集団に引っ張られて行った。


人がポケモンに勝つ方法なんて、道具に頼るしか無い!
テイザーガンは、アメリカの警官が使っていて、日本で手に入れるのは、無理です。多分。

ウインドさん、次、よろしくです!
<2012/12/29 10:27 ウインド×ラムネ>
消しゴム
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