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飴玉 − 旧・小説投稿所A

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飴玉

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 「や、やめろよ」

 俺のダチには悪い癖がある。

 まずはそのよだれを止めてくれないか?





 俺はサンダース、奴はカイリュ―。体格差は見上げるばかりだ。

 ダチでなきゃ一刻も早く逃げ出したいくらいの力の差がある。

 いや、それは正しくないな。正確には



 「今、逃げ出してぇ」

 「そういうな。今日も頼むよ」

 そんなウル目で見られても俺は騙されないぞ。

 「断る」

 「ありがとう!」

 「おおい!?」

 はぁ・・・・・いつもこんな感じだ。そして

 「あーむ」

 いつも俺はダチの口に放り込まれる。ぺっちゃりと舌の上にだらんと落ちる。

 こいつはいつも気分が良くなると俺を舐めまわしてくる困った奴なんだ。





 「・・・お前どんだけよだれ多いんだよ」

 入った時点ですでに大洪水だ。ちょっとしたプールになっている。

 それだけでも酷いのに、あいつときたら舌をうねらせて俺を追いこんでくる。

 「カイリュ―! いいかげんにしてくれ!」

 俺が腹を立てても。

 「サンダースを舐めまわすの・・・快感」

 「俺は不快だ!」

 この調子でのらりくらりだ。



 体格差があるといっても口の中だ。あまりスペースはない。ということは・・・

 「つーかーまーえーたー」

 はじっこでカイリュー特有の舌を巻きつけられちまった。



 はぁ・・・始まってしまうのか。

 ダチはきっと嬉々としてるんだろうな。どうやったんだと聞きたいほど器用に舌を絨毯みたいに巻いたり広げたりして俺を転がしていく。軽くジェットコースター気分だ。

 俺は上も下も分からなくなる。

 「サンダース美味しいよ〜」

 「全然嬉しくない!」

 そんなのんきな事を言いながら、じゅわじゅわとよだれを被せてくる。

 うぇっぷ。酷いなこれは。後から洗うのが大変そうだ。俺が払おうとすると



ボタッ



 塊が落ちてくる。ダメだこりゃ。

 ダチは相変わらずご機嫌で鼻歌交じりだ。

 口の中は温かい。いや、熱くて暑い。ずっといると、のぼせてしまいそうだ。それに、正直口臭が・・・・・

 そのうちに俺を舌でべちべちと叩き始めた。

 「ちょ、もう無理だって」

 だんだんと扱いが乱雑になってきたように感じる。さっきまではゆっくりとした動きだったのに、今は舌の動きに突き飛ばされてるって感じだ。

 べたべたするよだれの海を俺は転がっていく。まるでトランポリンみたいだ。

 舌にも口腔も弾力性があるからあちこちにぶつかっても痛くはないけど、さすがに目が回ってきた。

 カイリューの力で時々俺を吸い上げるようにする。毛がわさっと膨れ上がったのは、風圧のせいだけじゃないと思う。

 むずがゆいような、こそばゆいような感覚。目が回ってきたのと合わさって、俺の感覚を失くしていく。なんだか何も考えられなくなってきた・・・・・





 「サンダース、サンダースってば」

 うん? 俺の名前が呼ばれてる?

 「起きてよ!」

 耳元で大きな音が聞こえて俺は飛び起きた。カイリューってハイパーボイス使えたっけ・・・

 「良かった、目が覚めたんだね。急に気絶するからびっくりしちゃったよ」

 「誰のせいだと思っていやがる」

 少し怒るくらいは許してくれよな。

 「てへっ」

 こいつ、絶対に反省してねえ。あーあ、さっき水浴びしたばっかりだってのにまたやらなきゃな。





 「ふいー、これでさっぱりしたぞ」

 俺が気持ちよく川に入ってると、元凶であるダチがまた近づいてきた。

 「今度はなんだよ?」

 「あのさ・・・」

 もったいぶったように目線を逸らした。一体なんだってんだ?



 「また、舐めてもいいかな?」

 「・・・・・・・・・・」




何番煎じか分からないネタですけど、良い物は何度見ても良いのです。
<2012/12/11 18:14 ぶちマーブル模様>
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