---

……ふぅ……？
ここは……？どこなの……です…？





ペロン〜♪
「ふ〜♪美味しかった。」
舌を出し、仰向けで横になっているダイケンキ。ゆっくりと膨らんだ自分のお腹を撫で撫でと触る。
このまま持ち帰ろうかな…なんて考えるけど流石に誘拐は不味いか…
ふと、お腹を見るとムニムニと動いている…多分カナが起きたからだと思う。俺は意地悪してお腹を押してカナを少し圧迫させる。すると…さっきよりちょっと動くようになった。
「ﾊﾊﾊ〜…面白いな〜」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「み〜…ムニムニしてて狭いのです…」
迫り来る胃壁を押し返すかのように抵抗をするが、力が衰えてる今は押し返す事は出来ず、ムニムニと体をマッサージをし、彼女の体力をどんどん奪っていく。
「み〜…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれから20分。
流石にミロカロス達に見つかると不味いので、ダイケンキはカナを吐き出して、カナの体を近くにある水道で洗い、新しいく着替えを着せたら…
ムギュ〜♪と抱き付く。
ちょっとプニプニしたほっぺたが一段と可愛いさが増す。
可愛いすぎるため彼はカナを思いきり抱き締める。…………………………………………それを後ろから見つめるミロカロス。
殺意を感じたのか…ダイケンキは少し青白くなる、ゆっくりと後ろを向くと…
ｺﾞｺﾞｺﾞ…ゴゴゴゴゴ…
「ダイちゃん…」
ミロカロスはダイケンキに巻き付き…お説教中〜…








ガラガラ…
そこにレシラムがやって来る
「いや〜…助かったよ！ミロカ…」
彼が見たのは…顔を真っ白になりながら締め付けられてるダイケンキの姿と…顔を真っ赤にし、鬼の形相化したミロカロスの姿…それを見てブルブルと震え、ベッドの布団に隠れるカナの姿…
一体何が…
俺はミロカロスに事情を聞き、内容を把握する。

「なるほど…確かに今のカナは可愛いよな〜」
とレシラムもちょっとデレデレ。
「そうですよね！」
続いてダイケンキもデレデレ。
「……この変態ども。」
気付かれないように二匹の首に巻き付き、締め付ける。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ハァ…とんだ一日だったな…」
カナを背中に乗せて家に向かっている。カナには一応レシラムの姿に変身させてる。
「み〜…今日一日大変だったのです。」
ふぅ〜…と一息する。
さて、一息しているうちに家についたとさ。
カナが先に扉を開けると…
「お帰り！！遊ぼうよ〜！」
「よ〜♪」
と子供達がドタドタとやって来て、カナを二匹がかりで持ち上げて、自分の部屋につれていく。
玄関には…俺一匹…






「………俺は……？」

---