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鏡 − 旧・小説投稿所A

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− くのう −
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「パキア・・・一緒に来て」

『良いですが・・・どこへ?』

「秘密の場所♪・・・ここからなら、気づかれずに行けるの」

主・・・ウガビアは、自らの部屋の壁に近づき呟く。
何か、仕掛けがあるのだろうか?
しかし、私はこのまま行っていいのだろうか?
私の役目はウガビアの護衛。
自ら、危険な場所・・・外に、連れ出すのは・・・。

「行こう、パキア♪」

『・・・ハイ、分かりました』

「それじゃぁね・・・乗せて♪」

『・・・どうぞ』

私は身を屈め、ウガビアに言う。
彼女の嬉しそうな声を聞くと、どうも逆らいにくくなる。

「それでは・・・出発♪」

私は彼女を背中に乗せ、隠し扉を進み・・・王宮から、出る。
彼女の言うとおりに、走っていると・・・



















『う・・・海、ですか』

「そう♪海よ♪」

綺麗な海に着いたのだ。
夕日が水平線の彼方に、沈んでいく光景は・・・言葉に、表しようもない。

「私・・・この海岸に、名前をつけたいと思っているの」

『名前ですか?この海岸には、名前がないのですか?』

「うん・・・誰もね、近づかないの・・・」

彼女は少し、悲しそうにしていた。
これは困ったことだ。
勝手に連れ出し、泣かせてともなれば・・・。

『・・・ん?・・・あれは?』

「どうしたの?」

『この箱・・・何でしょうか?』

私は砂浜に埋まっていた箱を掘り出す。
特に装飾は無いが・・・一体、何だろうか?

「・・・開けてみようよ♪」

『はぁ・・・では』

私は箱の上部を開ける。
中には、黄色い角の四角い鏡が入っていた。
私もウガビアも、興味津々にその鏡を見ていた。
しかし、次の瞬間・・・黒い塊が、鏡から飛び出す。
咄嗟に、私はウガビアと共に伏せる。

「な、何?」

『何か分かりませんが・・・気をつけてください』

「う、うん」

ウガビアは私に背後に居る。
これなら、護ることはできる。

『・・・しまっ!?』

「あ、危ない!」

私はウガビアに気を取られるあまり、目の前の黒い塊が向かってくるのを、確認できなかった。
剣を抜くことも、ウガビアが後ろにいることで避けることもできない。

そんな私は、背後から左に突き飛ばされる。
ウガビアが、私を避けさせたのだ。
しかし・・・そうなると・・・。


今回はパキア視点です。
<2013/01/30 20:34 ヘリオス>
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