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ジャローダの棲む森(第二章) − 旧・小説投稿所A

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ジャローダの棲む森(第二章)
− 暗闇 −
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ご注意ください。

ジャローダは、ザングースの頭を咥え込む。
ザングースの視界は闇に染まり、ジャローダは、彼女を口内へと引きずり込んでいく。
ズルッ…ズルッ…と音を立て、彼女は、ジャローダの口内に引きずり込まれてしまった。
「うう…」
ザングースは、苦しそうにしながら、口内の筋肉を触る。
筋肉は、弾力があり、そして温かかった。
「…」
ジャローダは、舌を動かし、ザングースの体を舐め始める。
どんどん舐めていくと、少しずつではあるが、ザングースの体毛が、唾液で濡れていく。
やがて、ザングースの体毛は、唾液まみれになり、滑りやすくなった。
「そろそろ…」
ジャローダはそう言うと、首を上にあげ、ザングースを呑み込もうとした。
口内には傾斜がつき、ザングースは喉へと滑っていく。
そして、ジャローダは、
ゴクリ…
と生々しい音を立て、ザングースを呑み込んだ。
「うあっ…」
ザングースは、食道の筋肉に揉まれ、喘ぎ声を出す。
そして、どんどん体に体液がまとわりついていく。
食道で筋肉に揉まれているうちに、狭く、窮屈な胃にたどり着いた。
胃に詰め込まれるように進入した彼女は、胃壁に挟まれながら、窮屈そうに体を動かす。
彼女が動くと、ジャローダの膨らんだ腹も動いた。
しばらくすると、胃壁がゆっくりと動き出し、彼女を揉み始めた。
「うあああっ…ああっ…」
ザングースは、また喘ぎ声を出し、先ほどよりも激しく動いた。
「ふふっ…」
ジャローダは、自分の動く腹を見つめ、小さな声で笑う。
ザングースが暴れていると、胃液から、黄色い胃液が分泌され始める。
ザングースは、激しい痛みとともに自分の体毛がどんどんと溶かされていることに気づき、噴門をこじ開けようとした。
しかし、噴門は固く閉じられており、びくともしない。
「あ…痛っ…」
彼女の体は、ジュワジュワと音を立て、無残に溶かされていく。
溶けた体からは、骨が露出し、その溶けた部分から、胃液が侵入した。
「こ…こんなところで…」
ザングースは、そう呟くと、もごもごと、ジャローダの胃袋の中で暴れた。
だが、効果はなく、ただ胃液の中で暴れているだけだった。
「う…」
小さな声でそう言った後、意識は途切れた。
ザングースは、ゆっくりと目を閉じ、眠るようにして、胃液に身を任せた。
そして、胃は活発に動き、ザングースの体の中を溶かし始める。
内臓はどろどろに溶け、筋肉も、骨も無残に溶かされていき、酸の酸っぱい臭いとともに、ザングースの肉体は消えた。


<2013/02/01 18:10 エヴァンゲリオン弐号機>消しゴム
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