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薬物乱用 − 旧・小説投稿所A

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薬物乱用

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ベロ・・ヌチュ・・・ンググ・・

ロンギ「・・うー・・・」

あったかい・・・布団の中のはずだが、妙にぶよぶよとして・・


ググッ・・・ガプ・・ンチュ・・


ロンギ「え・・・・え・・?」

真っ暗闇の中で、薄らと眼をあける。やっぱり布団の中なのだろうか・・・ぬくぬくとした空間だ。

いや・・・だとしたらこんな液体が混ざるような音はないはず・・・・・夢だろうか?





ガブラス「ん・・何とかばれずに済みそうだな・・」

玄関からまだ一言も会話していないあの蛇竜の声が、ひそひそ声だというのに騒音のように感じた。なんだかすぐそばから聞こえているような・・・



流石に目を全開にして、首をゆっくりと動かす。水・・・・いや、ネトネトした何かが顔を濡らした。

ロンギ「ぶっ・・!!ナ・・ど、どこだよここ・・」

ガブラス「起きたか・・・だがもう遅いぞ。」

さっきよりはっきりと聞こえる蛇竜の声。しかし僕が「なにが?」と聞き返す前に、横たわっているベッドが傾き始める。


ロンギ「うわ・・・ちょっとお前なにを・・」

ガブラス「今の状況が把握できていないのか・・?20分近くも舐められておいて?」

ロンギ「えっ・・」

もしやと思い両腕を横に広げた。しかし腕は柔らかい壁にぶつかり、グヨッと押し返された。


間違いない・・・カイオーガをはじめ、数々の捕食者に呑まれてきたからこそ分かる・・・ここは蛇竜の・・いやガブラスの口の中だ。

いつごろ咥えられたのかは分からないが、膝から下は外の冷たい空気に触れているところからして・・・もう殆ど飲み込まれているのだろう。


ロンギ「なんで・・・晩飯は食ったはず・・」

ガブラス「少し足りなくてな・・・まあ大人しく消化されてくれ。」

ロンギ「じょ・・冗談じゃない!!」

もう手遅れかもしれないが16年の人生をこんな所で終わらせる訳にもいかないので、張り付く壁にもがき抵抗する。

ズププ・・プニュ・・・ズブズブズブズブッ・・・!!

ロンギ「う、うわああああっ!!」

それが間違いだった。暴れたために肉壁は広がり、体は更に深く落ち込んでしまった・・・


ガブラス「へへ・・いただきます。」

ロンギ「だめ・・・やめろおおおっ!!!」

ガブラスは口内へすっぽりと収まった脚を細長い舌で引っぱり、「ごくり」と鈍く喉を鳴らす。






ぬりゅ・・・ズブブ・・ぬっ…ちゅっ


ロンギ「むあ・・ひゅ・・だ、出して・・・」

ガブラス「ラティオスとかいう奴に聞いたが・・・お前食べられるの好きなんだろう?」

あいつ・・・チクりやがって・・!


ロンギ「そ、そうかもしれないけど・・・消化されたくなんか・・」

ただひたすら胃袋へと向かう僕は、(外側とは大違いの)ピンク色の壁に唾液とともにもみくちゃ・・消化されないのなら、どんなに嬉しいか・・



ロンギ「お、おねが・・ム・・消化・・だけは・・・」

クチュクチュッ・・ズニュ・・ぐもお・・ズヌニュ・・♪
やはり胃袋へ近づいているためか、食道の揉み込みが激しくなる。声を上げるのも一苦労だ。


ガブラス「いや・・だめだな。代わりと言うのもなんだが、朝までは生かしておいてやる。日の出と同時に・・・分かるよな。」

ロンギ「そ、そんn・・んぶう・・無茶な・・」

最後に強烈な圧迫攻撃を食らい、僕の体は噴門を抜けた。
どっぷりと小さめの胃袋へと落下する。やはり「蛇竜」だけに、胃もスリムなのだろうか・・・


<2011/05/15 15:19 ロンギヌス>消しゴム
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