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ICE AGE − 旧・小説投稿所A

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ICE AGE

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氷竜は司令室の巨大なデスクへと腰掛け、膨らんだ腹に、撫でるように紋章を描いた。紋章はすっと体内に溶けるように消える。

グォォ……ジュムムゥ…ングググ…

「な、なんだ………おい何をした!?」

「仕返しに決まっているだろう?たっぷり遊んでくれた礼は10……いや50倍にして返すのが私のポリシーだからな!!」

氷竜はまずリドル徹底的に苦しませるため、胃袋内で邪魔となる他の人間や物を全てトロットロに消化した。胃液の3倍はあるという消化液……「竜液」を使って。

肉壁からはみ出ていた人の腕や道具が急に液体化したため、当然リドルは飛び上がる。

しかし喚き散らしているリドルに竜液は降りかからず、その周りのみ…あっという間にとろけていった。


「フフ…これでいい。お前1人で…泣き叫ぶがいい。」

少しずつ理性を失っていく氷竜…自分の身体を傷つけ、汚し、蹂躙した人間に対する慈悲など微塵も無かった。

「おい…出せ…やめろ…悪かったとは思ってる…」

リドルはグヨグヨと迫ってくる胃壁を避けようと、胃の中央へと逃げる。しかしそんな行動を全く意に介さず、胃壁はぺとりと体に張り付く。


「ぬ…お、おい!やめろと言ってるのが分からn…ふむぅ!?」

減らず口を肉に塞ぎ込まれ、思うように喋られないリドル。いまや胃は氷竜の意思によって、隅々まで細かく統制されていた。

「やめろ…?出せ…?まだそんなことを抜かしているのか?今は精々、少しでも楽に逝ける方法を考えるんだな…」

「な…なにを言って…んむっ!?」


とうとう胃袋は盛大に動きだす。手始めに両手足を肉壁が拘束し、顔を特別柔らかい部分へと埋められる。

「ぐっ……うぷぅ…んっ…むうむぅ…」

これならまだ気持ちいい方だ。だが氷竜に快楽を与えるつもりは全くない。顔が沈んだ肉壁はリドルの鼻口をきっちり塞ぎ、窒息を起こさせる。

「ブゥム…ン…んんんっ…!!(く、苦しい…!!)」

続いて胸や体の辺りを、たっぷり唾液まみれの胃壁が揉み込みだす。全身が肉に沈められる感触は、まさに天国と地獄の境目…

首から上は窒息…下の熱狂的な愛撫に悶えるリドル。大量の肉壁に自分を奪い合いにされているようで、リドルはこれまでにない苦しみと快楽を味わった。


「どうだ苦しいだろう…?もみくちゃにしてやる。」

「ぷぇ…!!むっ…んんっんんんーっ!!ぶぁ…!!」

上下左右から柔らかい肉壁に押しつぶされてしまう、人間なら本来経験しないはずの体験をさせられるリドル。窒息責めはなおも続き、呼吸しようと顔を上げることすら許さない。


グニュォ…ンムニュ…ンムニュゥ…♪

「ぐるじ…だ、助けt…んぶむ…ぷは!!」

生々しい液体の混ざり合う音…
人1人肉に飲み込まれていく音…
虫のように微かな悲鳴…

しかしその音々が奏でる消化への行進曲の途中…胃壁は顔ではなく体全体を優しく包み込み、抵抗できない力で引きずり込む。


「ムッ…ぁあ…だめだ…たしけて…ぐれぇ…」

「私と1つにしてやろう……フフ…溺れるがいい。」

リドルのふやけた身体は抵抗虚しく、ドクンドクンと脈打つ壁に食べられていく…胃壁の奥の奥の奥へと沈んでいき、そこで死ぬまで揉まれ続けるのだ。いや、死んでも終わらないかもしれない…


肉に頭が沈んだのかリドルは抜け出そうと胃壁を押さえるが、その手もズブズブと沈み込む。もう視界は肉の中で全て一色に染まっていた。


「楽しませてもらった……が、死ぬまではずっとそうしていてもらうぞ。」

「そんn…むぅん…やめ…助けて…」


竜の胃でトロトロにされる…
竜の胃でトロトロにされる…
竜の胃でトロトロにされる…

頭の中を狂ったようにこの文章が飛び回り、じわじわと恐怖を掻き立てていた。もはや気持ち良すぎる愛撫によって、リドルは正常な考えができなかった。

そして最後…はみ出した左足の先が肉壁に埋もれ、リドルの姿は見えなくなっしまった。

ここから先は…誰も立ち入ってはならない、リドルだけの特別な部屋。毎日肉に抱かれながら、じっくりと溶かされていく…







「げふっ…♪フン…やはり人間とはこの程度か…所詮は餌だな。」

仕返しを果たした…割れた窓ガラスから盛大な咆哮を放つと、そのまま壁を蹴破り、外の大空へと飛び出した。


「懐かしい……あの時と変わらないな…」

不変の青さに感慨を受ける氷竜。ヒトがどれだけ変わろうとも、これだけは変わらない……そう願った。



<2011/05/15 15:22 ロンギヌス>消しゴム
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