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魔女達の晩餐 − 旧・小説投稿所A

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魔女達の晩餐

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ちょこっと流血表現があったりします
鬼畜、および痛々しい表現が苦手な方はご注意を(^-^;

===============


「はぅっ、い…嫌!」

白怜の上半身はトレゾアの口内に収まっていた
快楽に浸っていたのも束の間、目の前に広がる竜の口内の様子に再度怯えだす
動かなくなった腕の代わりに足をばたつかせ、必死に抵抗を試みた

しかし相手は竜、白怜は腕を失った小さな兎
力の差は一目瞭然
逃げられるはずがない

それを分かってか、トレゾアは余裕の表情で白怜の様子を見ていた
下半身はまだ出したまま…いや、出させたままと言った方が正しいだろう
抵抗を楽しみつつ、彼女に絶望を植え付けているようだ


ベチャッ…ドロォォ…


上顎から唾液が零れ、白怜の顔にかかった
腕が動かない為に拭えることが出来ず、顔を振って唾液をとろうとした
視界の半分を不透明な唾液に覆われながらも目の前の現実から逃げようとした

「まだこれからだぞ…♪」

「んん…ゃっ!?ぐぅっ…」

声と共に喉から吹いてきた生暖かい風に白怜は顔を顰めた
それと同時に浮遊感と腹部に走る激痛が彼女を襲った
どうやらトレゾアが彼女を咥えたまま顔を上げたらしい

重力がかかり、白怜を挟み込んでいた牙に容赦なく彼女に食い込みだす
皮膚を突き破りはしない牙の痛々しい抱擁に白怜は呻き声を漏らした

それでも容赦なくトレゾアは顔を上げていく
その度に牙の食い込みが激しくなり、白怜は苦しみに悶えた
次第にばたつかせていた足が弱っていく

「…ん?」

ふと鉄の臭いが金竜の嗅覚を刺激した
柔な子供の肌に限界が来たらしい
彼女の体毛と彼女を挟む白い牙が赤く染められていく

「おっと、少しやり過ぎたな…♪」

それでもトレゾアは笑みを絶やさなかった
苦しむ白怜と彼女に苦痛を与える牙との間に舌を入れ込む
鋭い痛みが消え、疲弊が混じった吐息を零した

舌はヌチャァと粘着質な音をたてながら白怜を奥へと案内する
彼女が口内に収まると、牙の門がゆっくりと閉じられた

竜の口内
そこは蒸し暑く、粘り気のある唾液まみれの不快な場所であった
獲物を魅了する為の魔法を使用しているのか何処か甘い香りも漂っていた
しかし、白怜の鼻には粘度の高い唾液を通して生臭い臭いが伝わっていた

「グルル…♪」

突然トレゾアが喉を鳴らす
白怜にはしっかりと喉が動く様子が見えた
これから自分がどうなるか……彼女は戦慄を覚え、涙を流した

「さて、じっくり味わうとするか…
 抵抗しても…おっと、抵抗出来ないんだったな」

獲物を嘲り笑う声が口内に響き渡る
そして彼女の下に敷かれていた巨大な舌が動き出す


ベチャッ!


「きゃっ!?んっ!!ゲホッ、ゴホッ!!」

舌がどいたかと思えば、白怜の体は下顎に落とされた
そこに待ち構えていたのは唾液溜まり
卵の白身の様な粘り気をもつその中に、豪快に落とされた
あまりにも唐突な為、口に生臭い唾液が入り、噎せ返った

「私の唾液、美味いだろう?」

またトレゾアの声が響き渡る
白怜は溺れそうになりながらも、必死に言葉を紡ぎ、助けを乞う

「お願いっ、助……」

「もっと飲みたい?そうかそうか…♪」

「違っ、んぶぶ!!!」

その命乞いがトレゾアの加虐心を煽ったようだ
重量感溢れる肉厚な舌が白怜に覆いかぶさる
全身が生暖かい唾液に浸り、純白の毛が魔女の唾液によって汚されていく

「た、助けっ…ごぼっ!!」

耳、口、腹部の傷口へと唾液が侵入してくる
呼吸の限界が迫り、白怜は巨大な舌を退けようとした
だが、その抵抗も無駄なもの
ぶよぶよとした柔らかさをもつ舌は衝撃を全て吸収し、白怜の体力を奪っていった

「そろそろか…♪」

プニプニと舌から感じる白怜の抵抗を堪能していたトレゾアだったが
次第に弱くなっていく様子を感じとり、舌を退けた

「ぷはっ!!はぁ…はぁ…」

退けたと同時に白怜が勢いよく唾液溜まりから顔を上げる
酸素を求めて口を大きく開けるが、入ってくるのは竜の息
何処かに甘い芳香も含めた生臭いそれは彼女に深い敗北感を与えた

「フフフ…♪」

白怜とは真逆にトレゾアは満足げな笑みを浮かべていた
自分の唾液に溺れさせ、自分の息を吸わせ…白怜に対する支配欲を満たしていた
ジュルルッと白怜の味が付いた唾液を啜り、また不適な笑みを浮かべる

「うぐっ、げほっ…だ、出して…」

「そんなに出して欲しいか?なら…♪」

舌に傾斜が付きだす
全身を唾液に包まれた白怜の体は摩擦もなく、奥へと頭から滑っていく

「え!?違っ…!!」

顎を上げ、自分が落ちていく方向を見つめる
そこには逞しい程の喉肉が伸縮しながら獲物を待ち構えていた

ぐちゅぐちゅと嫌らしい音をたてながら、ゆっくりと開いていく肉洞への入口
白怜の体に不安と恐怖が走り、戦慄する
助けを求め、足をばたつかせても空を蹴るのみ


ぐにゅっ…むぎゅぅ…


ついに白怜の頭が喉肉の中へと突っ込んだ
そのまま喉肉が忙しく動き、悪態をつく程の空間もない場所に少しずつ送られていく
上半身を捻り、足をばたつかせて抵抗をするが喉肉はそんな抵抗も受け付けず、
彼女を締め付けては自由を奪った

喉には何本もの糸が引かれ、入って来る白怜の体に纏わり付いた
巨躯の割には狭く、動けばニチャリと音がする
それは彼女に確かな不快感を与えた

「ぁ…いやぁ…!?」

喉の蠕動は白怜を奥へと引きずり込む…はずだった
喉肉が一際強く彼女を締め付けたかと思えば、彼女の体は再び口内へと戻された

「な、何!?」

「簡単には呑み込まないぞ?」

再び舌に傾斜がつく
そして白怜の体はまた…

…ごくっ…ぐちゅっ…ごくっ…べちゃっ…ごくっ……


何度も引きずり込まれては口内に吐き出される
しっかりと白怜の体には喉の粘液が染み付いていた

「はぁ…はぁ…」

数回…いや数十回に渡る嚥下に白怜の瞳には疲弊の色が見えていた
舌の上に寝かされ、荒い息を零していた

「フフフ…さぁ、これからどうされたいか自分で言ってみろ?」

「も、もう呑み込んで…」

吐き出して、ではなかった
今のトレゾアの行為により白怜にはもう抵抗する力もなかった
腕は使えず、好きなだけ弄ばれ…
早く楽になりたいというのが今の彼女の一番の願いだった

「では望み通り、呑み込んでやろう
 ただ安心するな?まだ終わってはないぞ…♪」

「え…えっ!?」

楽になる事しか考えてなかった白怜の頭に鞭を打ったかの様な衝撃が走った
そう…彼女は忘れていた
この先に待っているのは天国ではない
地獄という名の魔女の胃袋だった

白怜は先程喰われた子供の悲鳴を思い出した
すぐには消化されず、気がおかしくなるまで肉壁に翻弄される
白怜は動かない体を懸命に動かし、再び助けてくれと懇願しようとた

けれども自分で呑み込まれる事を望んでしまった彼女は何も言うことが出来なかった

再び舌に傾斜がつく
再び喉が大きく開く

そして……


ごくっ♪


また一段と金竜の腹が膨らみ
中から聞こえる悲鳴がまた一つ増えた


前回と違って優しめに責めてみました…w
これも鬼畜なのかな…?w

とりあえず!!無駄に長くてすみませんorz
それでも読んでくれた方には感謝です♪
<2012/04/25 20:17 どんぐり×セイル>
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