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力求む者 − 旧・小説投稿所A

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力求む者
− 力の正体 −
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ー 午前0時


「…遅い!!」

ケイ「何やってんでしょうかね…あのバカ先輩は」

フロ「…ははっ。もう1時間過ぎてるぞ」

フタチマルがやって来ないのだ。

死刑囚2匹…ナゾノクサとバスラオが縄で繋がれもがいている。

ケイ「…なにかあったんすかね?」

フロ「…いや。それはないだろう。ここから寮までそう距離はない。何かあったなら悲鳴が聞こえてくるはずだ。」

「なら大丈夫…」


マリ「フローゼルさん!!!!」


マリルが息を切らしながらやってきた。

フロ「ん?どうした?こんな時間に」

マリ「…ルリリがいないんです!1時間前に出たっきり!」

ケイ「…まさかそれって…」

「…っ!!!」

フロ「とりあえず…マリル君はそこにいて!どうにかしてみせる…おまえらはここでマリル君を守れっ!」

そう言うとフローゼル先輩は走りだした

――――――――――
(フタチマル目線になります)

ルリリ「…怖いよぉ…;お兄ちゃん…」

「あまりしがみつくなっ!歩きにくい!」

俺にルリリがしがみついてくる。

全く…なんでこんな事に… 待ち合わせ場所に行こうとしたらいきなりルリリがしがみついてきて

ルリリ「かくまってくださいっ!」

って言われ強制的に森の中を歩いている…。


はやく行かないと…


ドカァァァァァン!



なにか地響きがした。


ルリリがビクッとまたしがみつく。


俺はそれをイヤそうに思いながら様子を見る…。





そこでは木が酷く倒れている。

無理矢理折られた感じだ…。


ルリリ「お兄ちゃん…」

「…お前はここで待ってな」


ルリリ「怖いよ…一緒にいてよ」

「万が一の為だ…。すぐに戻る」

そういって木が倒れている方向へ向かう。







…ボーマンダか…?あれは?


ボーマンダがうろうろと歩いている…。

しかもかなり大きい。

ボーマ「そこにいるのは誰だ…?!」



気付かれた…。


ヤバい…。



「え―と。パトロールできて…何をやってるんですか…?」


ボーマンダは少し考えて


ボーマ「足くじいただけだ。着地に失敗した」

「あぁ…なるほどね…。大丈夫ですか?」


ボーマ「少し怪我したかな…パトロールなら治療道具はあるのか?血が出ててな」

「あ…はい。」


ボーマ「ほら…持ってきてくれ」


さぁフラグが立ちました
<2011/11/01 20:24 氷水>
消しゴム
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