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会合 − 旧・小説投稿所A

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会合

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オルク「スー…スー…」

カイオーガ「……」

目の前に悪魔がいるというのに、呑気にもオルクは寝息をたてている。起きる気配は…無い。

カイオーガ「…どうしよ…起こそっか…」

もちろんこのまま食べても構わないのだが、最後の1人がそうなるのはシチュエーションが悪い…
やはりカイオーガにとって本当の美味さとは、獲物の心情らしい。

カイオーガ「じゃ…とりあえず。」

垂らしっぱなしの舌を持ち上げ、一番くすぐったそうな場所を探す。

カイオーガ「えーっと……ここかな♪」

行儀の悪い事に開きまくっている脇に舌を置き…



にゅるん♪


優しく舐めあげた。



オルク「……っ…」
カイオーガ「あ…手応えありぃ〜♪」

調子に乗って脇を集中的に舐め始める。

オルク「あひっ…あっ…あはひひは…」


20秒後…





オルク「ひへひへふほひひひふへへふひへぇ!!!!!やめっ…ぎゃふえいおううひふはへひふひほほほほ!!!」


カイオーガ「(満点大笑いだね……)」


もう目もバッチリ覚めたらしいので、ここで舌を離す。


オルク「はひっ……ぜぇ…ぜえ…はぁ…
…な、なんだ?」

目の前には巨大なポケモンとその舌らしき物。状況がいまいち…


オルク「ポ、ポケモン…?…あ、なるほどな…」

カイオーガ「……?」

絶対理解してない。

オルク「ルナだな〜?あいついっつも…」

カイオーガ「ちがうちがう。状況説明してあげよっか?」

オルク「おう!頼む。」



5分後…

話が進むごとにオルクの顔から血が消え失せていき、今では真っ白になっている。

カイオーガ「……なんだよ。分かった?」

オルク「あ…え…あ…」

言葉が出てこない…刺激的すぎたかな?


カイオーガ「さぁて…それじゃあ…」

オルク「ひいいっ…」

カイオーガはギロリと睨みつけると、ベットの上にのし上がる。キシキシと変な音が鳴っているが、そんなのカンケーねー(古

オルク「ま、待て…!!やめろ…」

カイオーガはボタボタと涎を垂らしながら、オルクの顔の前で吐息をかぶせる。

オルク「い、いやだ…待って…くれ…」

そういうものの、目に映るのは暗い喉と、牙から滴る唾液のみ…


カイオーガ「あ〜〜〜〜…」

オルク「あ、ああああ!!!分かった、これやるから!!た、助けてくれえええ!!」

オルクの震える手は枕元へと伸び、銀色のアタッシュケースを掴みとる。


カイオーガ「……なに?これ…」

ケースはまるで某ドラマの、「約束の金」用のようだ。

カイオーガ「ぼくお金はいらな…」

オルク「か、金じゃあない…これだ…」


オルクは厳重そうな鍵を開けると、蓋を開けた。


<2011/05/15 14:27 ロンギヌス>消しゴム
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