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【保】突然の覚醒 − 旧・小説投稿所A

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【保】突然の覚醒

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グニュウ…ヌチ…ズチャ…ネチ…ニチュ…ヌチャ…ナチュ…ズチャ…ズズズ…


「はむ…呑み込まれたか…」


呑み込まれたスイトはどんどん落ちていき、喉、食道を追加した…


…ズズズ…ドチャ!!


そしてスイトは胃袋へ到着した…


「もう…ジェネラス〜」

「フフ…ついお前を食べたくなってな…」

「何だよそれ〜」

「そう文句言うな…今日はそこで眠るがいい…」

「全く…」


仕方なくスイトは胃壁に横になった…


「暖かい…いつもの…空間…」


いつもの温もりに安心感が出来たスイトは心地よく眠りについた…

ムニュ、モニ、ムニ、モニュ、ミニュ、

キュ…


そして胃壁はスイトを優しく包んだ…


「元のジェネラスに戻って…本当によかった…」

zzzzzzz







「フフ…」


ジェネラスは膨らんだお腹を優しく撫でていった…


「全く…あの頃とは違うな…」

そしてジェネラスはお腹を撫でながら眠りについた…








※ ※ ※














チュン…チュン



「む…朝か…」


ズリュ…ニュリ…ヌチ…ネチ…ネチュウ…ズズズ…

ドチャ…


ジェネラスはスイトを出した…

パアアアアア……


「う…ジェネラス…」

「スイト…」

「良かったよ…いつものジェネラスに戻って…」

「私も昨日は嬉しかったぞ…」

「へへ…」


二人はそう言いまだ寝ている二人を起こした…


「ふあ〜あ…おはよう兄さん…」

「皆さんおはようございます…」

「さて…そろそろ住処に帰るとするか…」

「そうね♪」

「そうだ…のわ…!!」


ガシ…


スイトもジェネラスの言葉に乗ろうとした瞬間にエレニムに抑えられた…


「エ、エレニム…何やってるの?」

「おや…忘れましたか?あの時の約束を…」

「え…いや…でも…そろそろ…」

「あら?別に明日でも帰っていいのよ?」

「そうか…今日はエレニムと一緒にいるのか…」

「え…いや…」

バッサ…バッサ…

そしてジェネラスは飛んで行き…


「ちょ…ミレア…助けて…」

「それじゃあね♪あとはよろしくね…エレニムさん♪」


バッサ…バッサ…


ミレアも飛んで行き、残ったのは海竜とただの獲物にすぎない人間が残った…


ジュルリ…


「さて…」

「うう…また食われるなんて…」

「でもスイト君はそれが嬉しいんじゃないんですか?」

「そ、そんなこと…」

「いいじゃないですか♪それでは…」



<2011/11/24 21:56 スイト>消しゴム
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