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白炎の龍 〜行き場を失い…〜 − 旧・小説投稿所A

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白炎の龍 〜行き場を失い…〜
− 旅の途中で −
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僕の目の前には、鬱蒼と茂る 広大な森
偶然的に行き着いたのではなく、訳がある

つい昨日まで、
僕は 廃村となった故郷を後にし、気の向くまま旅を続けていた
とある村の茶屋で休憩していた時、おもむろに会話が 耳に入った…
“この村奥の山を越えたところに 大きな森林があり、
 その森のどこかに 賞金首の集った組織の隠れ家がある
 その組織の7割は肉食ポケモンらしく、入団希望でない限り
 近づけば 死は避けられない……”
…というものだった
初めは僕も 単なる噂だと思い、茶屋を後にした……が、
店から出たその時、
この村の住民と思わしきブースターが 仰向けで木板に運ばれ 通り過ぎる…
地面には 赤い液体が点々と跡付いている…
なにがあったのかと思い、僕は急いで追いかけ 尋ねた
運んでいたサンダースたちは、快くも事情を説明してくれた…

話によると、
このブースターとサンダースたちは 賞金稼ぎを務めており、
例の組織を捕らえようと あの森へ行ったのだが
ものの見事に 相手の姿さえ見る前に 返り討ちにされてしまったというのだ…
総勢23匹もいた イーブイ進化隊だったらしいのだが、
見ての通り 今は サンダース二匹と重傷のブースター一匹…
よく見ると、ブースターの右耳は 付け根の部分から消えている
そこから ドクドクと血液が微量ずつ 途切れなく流れ出し、地に血溜まりをつくる
他にも 無残な切り傷などもあるが
どうやらさっきの赤い跡の正体は これらしいな…

「腕には かなりの自信があった僕たちでさえ…、
 しかも 23匹で寄ってたかっても このざま…
 あんな思い 二度としたくない…」

サンダースの一匹が 真っ青になった顔で俯きながら呟く…
僕は 間を開けずに問い質した

「ちょ、ちょっと待て、
 23匹って…、他の20匹はどうした?
 …死んだとしても…置いてきたのか!?
 それとも 自身の身を守るだけで精一杯なくらい 際どい状況だったのか!?」

「…それもあるかもしれない……
 い、いや…、違う! そんなんじゃないんだ…!」

なにか訳があるようだ…
普通にやられたわけじゃないらしい

もう片方のサンダースが 包帯でブースターの手当てを始めた
しばらく沈黙が続き…、
また会話が始まった




あの経験値をたくさんくれるポケモンってなんだっけ?
「……駄文ネ!」
<2011/07/27 01:11 ギン鶴>
消しゴム
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