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【保】とある竜医と女王竜の記録 − 旧・小説投稿所A
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【保】とある竜医と女王竜の記録

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「さて、誰も居ないうちに風呂に入るか」

ゴルダは城の浴場へと向かう。浴場には従者たちが待っていたがゴルダは

「必要ない、一人でゆっくり入りたいから下がれ」

と言って従者を浴場から退けさせる。

「これで誰にも邪魔されないぞ」

と言って風呂へ入るが、入った直後に

「おや、風呂入るのかい?久しぶりに洗ってあげるよ」

ポポイが風呂へ乱入してきた。

「何で入って来るんだよ、せっかく一人でのんびり入ろうと思ったのによ…不幸だ」

とりあえず好意は受け取ろうと、洗ってもらう事にする。

「?、どうしたんだいその腕の傷跡は?」

腕の傷跡を見て、ポポイが聞いてくる。

「何でもない・・・」

ゴルダはあえて嘘をついて流そうとしたが

「何でもないじゃないと思うよ?ここ離れてから何があったんだい?」

ポポイに嘘を見抜かれた上に追及され、ゴルダは

「大学出てから色々あったんだよ、一人にしてくれないか?」

後で話すからとポポイを追い払う。

「んー、溜め込んじゃダメだよ?」

ポポイは素直に風呂から出て行った。



<2011/07/25 22:15 ゴルダ>消しゴム
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