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肝試し − 旧・小説投稿所A
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肝試し

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肝試しが終わってから一週間が過ぎた。
ここは現冥墓地。
そしてその地下迷宮の最下層、所長室。
その部屋にサバランとカル、プルートがいた。


サバ「なあカル・・・今からなにする気?いきなり呼び出しておいて何も無いって言った怒るぞ。。」

プル「そうだ。何を企んでいる。」

カル「いや何。ただの雑談でも・・・」

サバ「絶対なんか企んでいるな。白状しろ。」

カル「分かった・・・言えばいいんだろ。たく・・・」

プル「???」

カル「サバラン・・お前、罪竜に関して疑問に思うところがあったな?」

サバ「そういえばあったな。なに?教えてくれるのか?」

カル「まあそのつもりだ。それに『絵本』に関してもだ。」

プル「珍しいな・・・お前が罪竜たちのことを他人に話すなんてな。」

カル「サバランが最近ここに遊びに来てるからな。一応知っていてもらおうかと思っただけだ・・・」

そうだ。俺はあれからこの地下迷宮に来てはフェラガイたちにも食ってもらっていた。

サバ「それで何から教えてくれるんだ?」

カル「名前の由来からだ。まあ大体予想はついてるだろうが・・・」

サバ「まあついてるな。」

カル「フェラガイだが、あいつは『暴食』。ガイツは『強欲』、ヴォルストは『色欲』・・・」

カルはそう言って次々に罪竜たちの名前の由来を言っていった。
まとめると・・

フェラガイ:暴食
ガイツ:強欲
ヴォルスト:色欲
ハイト:怠惰
オウモルト:傲慢
ナイド:嫉妬
ゾヌン:憤怒


サバ「つまり・・・『七つの大罪』なわけだな・・・」

プル「その顔だとここまでは予想してたらしいな。」

サバ「まあな・・・でもこの先からはまったく検討もつかん。一体フェラガイたちは何をしたんだ?」

カル「それはだな・・・フェラガイは・・・・」

カルの話だ・・・、
フェラガイはその昔自分の気が済むまで人間や動物、挙句の果てには食えるものは何でも食った竜だったらしい・・・
そして結局は腹は満たされることは無く、今度は自分を食い始めた・・・と!!

サバ「だから『暴食』なんだ・・・自分まで食うとは・・・今のフェラガイからは考えられん。」

プル「死んだら生前の記憶は失われるからあいつらは何も覚えてない。だから性格まで変わってしまう。」

カル「まあ、あいつの好物は『子供』だったから今は子供好きの性格になっているが・・・」

好物が子供って・・・・

カル「話し続けるぞ。」

サバ「おう・・・」

カル「次はガイツだが・・・こいつはフェラガイよりも性質が悪くってな・・・」

プル「とある場所に竜たちに人気な宿があった。その宿は安くて、休めて、料理が旨いということで人気があった。」

カル「で、その料理が・・・『もつ鍋』だった。」

サバ「それ以上はもういい!!」

カル「じゃあ次に行くがいいか?」

サバ「頼む。」

プル「次はヴォルストだな。ヴォルストは生前、『神竜』と呼ばれていた。」

カル「ヴォルストは近くの村に豊作と繁栄をもたらしたがその見返りとして毎年村の女を生贄に一人よこせって言った。」

プル「生贄によこせって言うところまでは良かったんだが・・・問題はその後だ!」

カル「生贄に出された女を犯し殺してから食っていたんだ。」

サバ「それを知った村人たちはヴォルストを攻撃し始めたと・・・」

プル「そうだ。さすがの村人たちも怒ったんだろうな。まさか自分たちが崇めていたのがあれだったんだからな。」

だからヴォルスト・・・『色欲』なんだ。これはどっちが悪いんだ?人間?それともヴォルスト?

カル「少し休憩入れるか。喋りつかれた・・・」

プル「俺もだ。」

サバ「俺は聞きつかれた。」

俺たちは少し休みを入れてからまた話を続けた・・・・


<2011/09/27 18:46 リオ>消しゴム
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