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【保】忍び寄る魔の手 − 旧・小説投稿所A
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【保】忍び寄る魔の手

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「では始めに…」

「う……」


いよいよ食われるとなると体の震えが止まらなくなる。このドラゴンに恐怖を残っているのだろうか…すると舌が出てきて…


ベロオォ…


「んん……」

「うまいな…では…」

体を一舐めされ、生温かい感触が残る。味を確かめ、そろそろ始まるのだろう…


「ひ……」

すると舌が襲いかかるのかと思うと俺は目を閉じた…すると…


ベロオォ…ネチュ…ナチュ…ベロオォ…ヌチャ…ニチャ…ベロォ…ノチュ…


「ん……?あれ?」

これは意外に驚き、彼はカルトを優しく舐めていった。なぜか優しい舐めはカルトの震えを止めていく。

ペロ…ペロ…


「ん…う…はう…」

舐められてる内にカルトの震えは完全に止まった。

「ん…?なんだか気持ち良さそうになってるが…」

「え…!?いや…これは…」

さすがに恥ずかしいのでなんとかごまかすカルトだが…

ベロオォ…


「ひあ……」

「別に笑ったりはせんぞ?正直に言ってみたらどうだ?」

「き…気持ちいい…です…」

「そうか…」

ベロオォ…ニチュ…ヌチュ…ベロオォ…クチュ…ベロオォ…ナチャ…ニチャア…ベロベロ…

「う…は…」


舌はカルトの体を優しく舐めていき、なぜか抵抗という感覚がでなかった。

「さて…そろそろ入ってもらうか…」

するとジェネラスは両腕を解放し、

シュル…キュ…

カルトを舌で巻きつき…

ヒュ…バクン…!

舌を戻し、カルトは口の中に収まった。





※ ※ ※





「ん…口か…」

一度体験した空間…すると舌が動き出し…

ベロオォ…ヌチャア…ニチャア…ベロオォ…クチュ…ヌチュ…ベロオォ…ニチュ…

「んん…あう…」


以前の激しい舌責めではなく少し加減のあった舐めであった。

「あうう…」

「ふむ…こんなにうまいと他の人間も味わいたくなるな…」

「え…そ、それは…」

「冗談だ♪」

「え…?」

「私はむやみに人間を襲う気はない…お前を味わうだけで十分だ…」

「…………………」


ここでカルトは思った。このドラゴンは本来は優しいのかと…

「さて…そろそろ呑み込むぞ…」

「え…ああ…」

「何…心配するな…入ったらいいものを用意する…」


ズズズ…


そして俺は奥へと進んで行き、穴の中へと消えていき…



ゴクン…!!



<2011/11/24 21:49 スイト>消しゴム
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