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【保】SPEC − 旧・小説投稿所A

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【保】SPEC

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当麻達は「冷泉洞」というところにいた。

瀬「待たせますねぇ」
瀬文はイライラしながら腕時計を見た

当「予約1年先までビッチリらしいですから仕方ないですよ」

野「予言じゃなくて、悪い冗談だと言ってくれたらいいんだがね」
と、言ったとき、中年の男性がロビーを抜けて出て行った。しょっちゅう経済誌の表紙を飾る大物企業家である。

野「いまのは××電気の社長だね?」

当「なんか、やっぱ、本物の匂いがしてきましたねぇ。日本の大物を陰で操る男、、、、ククク、、、、」
キモい女。瀬文は冷やかに当麻を見た。



そこへ、
秘「お待たせしました」

3人が案内されたのは、築山がまん中に鎮座している大きな和室である。
部屋の奥に座っている温和そうな男が、冷泉らしい。

冷「次の鑑定まで、5分程しかないんですが」

野「お手間は取らせません。五木谷さんに、あなたがなさったという予言の件で。五木谷さんが殺されるという、、、」
と、さっそく切り出した。そしたら、冷泉は神妙な顔つきになった。

冷「、、、残念です。五木谷さんに聞き入れて頂けなくて、、、」



、、、、、、



一方、路地裏では、野良猫に餌をあげている少年がいた。一十一(ニノマエジュウイチ)だ。

一「やべ、もうこんな時間だ。母さんに叱られる!」
と言って[パチン]と指を鳴らすと一十一が一瞬にして、、、、

            “消えた“



、、、、、、


<2011/06/21 22:24 m.t spec>消しゴム
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