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【保】竜と絆の章3 竜が認めた……美味しいキツネのうどん屋さん − 旧・小説投稿所A

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【保】竜と絆の章3 竜が認めた……美味しいキツネのうどん屋さん

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おまけの後書きなり茶小説






とある舞台裏……
例のキツネの店主の店先でアノ3匹がそろっていた。

「コ〜ン。早く来ないかな二人ともコン。」

お店の手前で大きなテーブルにキツネの店主が、
両肘をついて椅子の上で座って足をプラプラさせていると……

「きゅぴー。こんばんは〜」
「ふふ、お二人ともこんばんは♪」

アノ2匹が…
チョコボさんはとても楽しそうに片翼で翼を振りながら、
醒龍さんは気分が良さそうに微笑みを浮かべて、
お互いに挨拶をしながらやって来た。

「こんばんはコン! お二人さん、よく来てくれたコン。」

ピョンとキツネの店主は椅子から飛び降りると
チョコボさんと醒龍さんに向かって手を振りながら笑顔で2匹を出迎えた。

「うん・・・ここは久しぶりだなぁ。ゲンキしてた?キツネさん。」
「コン! 僕はいつでも元気コン。」
「キツネさんが元気そうで良かった♪」
「醒龍さんは元気だったコン?」
「・・・私?私はもう元気が有り余ってるくらいだわ♪」
「さすがだねぇ♪ ぼくだってそれに負けないくらい元気だよぉ〜」

3匹はお互いに手を取り合ったり、
時には抱き合ったりしたりして再開を喜んでいる。
そして、例のごとく……

「コン♪ みんな元気で良かったコン♪
 それじゃ、さっそく僕のうどん振る舞うコン。」

キツネの店主が頭に頭巾をかぶり、
『ちょっと待っててコン』と2匹に言い残してお店の中に入っていく。

「きゅぴぴ! やったー♪」
「ありがとうキツネさん♪」

チョコボさんと醒龍さんはその言葉に待ってましたとばかりに、
喜びの声を出してキツネの店主を見送った。

それからまもなくして……

ホカホカと湯気が立っている美味しそうなうどんを乗せたトレイをキツネの店主が持って帰ってきた。
そのままチョコボさんと醒龍さんの前に器と箸、レンゲと綺麗にテーブルに並べていく。

その美味しそうなうどんに匂いに2匹とも、
少しうっとりとして……

チョコボさんは、

「わ〜ぃキュピ。 これこれ!いただきまぁす〜」

とても美味しそうにうどんを『ずるずる……ずるずる……』と
翼の手で器用に箸を使い啜り始める。

醒龍さんは、

「わあ・・・!キツネさん、ありがとう♪」

懐かしい匂いに目を瞑って嬉しそうな声を出した後、
箸を手に取り、まずは一口……

チュルッと麺を口の中に入れると

「……うん、おいしい♪」

思わず頬に手を当てて喜びの声を出していた。

とても美味しそうに自分のうどんを食べてくれている……
その2匹の様子をキツネの店主はとても嬉しそうに見て尻尾を振っている。

「コン♪ そう言ってもらえると作ったかいがあるコン♪
 特にチョコボさんが凄く美味しそうに食べてくれてるコン♪」

その言葉通り、チョコボさんはこのうどんがとても気に入っていて、
今でも、キツネの店主の言葉が耳に入らないぐらい脇目もふらず、
『う〜んっ♪』と可愛い声を出して、ズルズル……と一心に食べ続けてくれていた。

「チョコボさんは、このキツネうどんが大好きみたいね♪」

美味しそうに食べているチョコボさんを醒龍さんは微笑ましそうに見てから、
チュルッ……ともう一口啜り、ふと疑問が脳裏に浮かび上がった。

「ん、そういえばこの店って誰が建てたの?」
「セイリュウさん知りたいコン?
 このお店はね、僕の知り合いに手伝ってもらって建てたんだコン。
 とっても格安で受けてくれたから助かったコン。」

話ながらキツネの店主は、
ちょこんと椅子に座って森へと顔を向けた。

その話に興味を持ったのか? 不意にチョコボさんの手が止まり、

「知り合い? それって……このお店に食器を送ってくれているっていうひとのこと?」

麺を…ズル…と啜りながら、話し始めたキツネの店主の方に目を向けた。
その言葉にキツネの店主さんは軽く頷いて、

「そうだコン。とっても良い人たちだったコン。
 その人達は3匹いっしょに森の中で住んでいるんだコン。

昔話を話してだすキツネの店主さんの表情は、
とても懐かしそうで……
誰かに聞いてもらえるのがとても嬉しそうだった。

「昔…僕が森の中でうどん修行の気晴らしに散歩してたらコン
 知らない家がいつの間にか建っていたコン。」

その話を大人しくうどんを食べながら聞いていた醒龍さんは、
自分の振った話題がキツネの店主の過去を掘り起こし、
その昔話に興味を持ったようで

「……そうなんだ……うどんの修行中に見つけた家っていうのは……?」

不思議そうに少し頭を傾げて問いかけた。
それに快くキツネの店主は応えて、続きを話しだす。

「元々あんまり他の生き物は訪れない森だコン。
 興味がわいて訪ねてみたコン。
 そうしたら……最初はとっても小さいブースターが僕みたいに二足歩行で歩いて出てきて
『こんにちは』って挨拶してきてくれたコン。

 そのあと、出てきたのが同じぐらい小さな竜さんだったコン。
 この竜さんは、僕を見たら同じように挨拶してくれた後
 家の中に戻って行ったコン。

 それからすぐだったコン。あの人が出てきたのはコン。」

じらすように一端話を止めるキツネの店主の話に……
完全に引き込まれているチョコボと醒龍は声を揃えて、

「あの……ひと?」
「……私も、気になるわ……」

早く話してと言わんばかりに顔をキツネの店主に向けて近づけていく。
その催促に軽く頭を縦に振りキツネの店主は、
今から話す人物について興奮したかのように一気に話しだした。

「僕は驚いたコン。
 前から、フライゴンって種族は知っていたけどコン…
 でも、あんなに綺麗な蒼い目をしたフライゴンさんは初めて見たんだコン。

 かけてた小さなメガネがちょっと似合ってなかったけど、
 凄くいい人だったコン。二人もその内、会ってみると良いコン。」

思い出しながら話していく内に嬉しくなったのか尻尾を振る速度が速くなっていく。

その話にチョコボさんがゆっくりと、
フライゴンについて知っていることを思い出すように呟きだした。

「フライゴン……。きゅ、聞いたことある……。
 ちまたでは、砂漠の精霊 と呼ばれている、ドラゴンポケモンの種族のひとつ。 
 ……旅先で、そんな話を聞いたことがあるよ。」

長旅でえた知識を披露するチョコボさんに

「へえ……私も似たような話は聞いたけど……
 チョコボさんほど詳しくはなかったわね。」

醒龍さんはとても感心したように呟くと微笑みながらチョコボを見ている。

でも、考え事で夢中なのか?
微笑んでいる醒龍さんに気づかずチョコボさんは不思議そうな顔をして、

「でも……珍しいこと。
 そんなフライゴン族が、森の奥の小屋に住んでいるなんて……」

疑問をキツネの店主にぶつけてみた。
それにキツネの店主も同じように不思議な顔をして、
自分が知っていることを話していく。

「理由はよく知らないんだコン。確か、前建てていたところが、
 凄い事になって壊れたから今度は静かなところに立て直したらしいコン。」

キツネの店主が話し終わると
しばらくみんな押し黙ったように考え込んでしまった。

その沈黙を破ろうとキツネの店主はパンッ!と手を叩き

「……そろそろ続きを話すコン。

 それからフライゴンさん達にうどん作って食べてもらったりして
 練習相手になってもらっていたコン。
 その内に、美味しいうどんをただで食べるのは申し訳ないって
 色々と物を作ったりしてくれるようになったコン。

 ええとね、それで修行が終わってお店を作るってなったとき
 ダメ元で頼んでみたら、本当にこんな立派なお店作ってくれたコン。

 さすがにお金は色々とかかったけどコン。
 でも、こんなに早くお店を出せたのはフライゴンさん達のおかげコン。
 本当にありがたいコン。これが、お店を作ってくれた人の話コン。
 楽しんでくれたコン?」

長い思い出話を話し終えたキツネの店主は、
少し疲れたようにフ〜とため息をつきながら椅子にもたれ掛かった。

「なるほどねぇ・・・いいひとたちに出会えてよかったねぇ♪

そんなキツネの店主に向けてご苦労様と笑みを浮かべながら
チョコボさんがねぎらいの言葉をかけた。

それに対して醒龍さんは、

「ふうん……そのフライゴンさんも大変だったんだね……」

うどんをすすりながら醒龍さんは呟くように話していく。
そして、不意にキツネの店主に顔を向けて、

「うん……キツネさんにはいいお友達を持ったね♪」

相手の嬉しさは自分の嬉しさとばかりに笑みを浮かべていた。

そのチョコボさんと醒龍さんの言葉に、
キツネの店主のはとても嬉しそうにして、

「コン、ありがとうコン。
 チョコボさんと醒龍差さんもいい人達コン。僕の大事なお友達コン。」

そう言って思わず2匹に抱きつきそうになったが……

早くもきつねうどんの具と麺を食べ終えたのか、
醒龍さんはスープを飲み始めていたのを見て、

「醒龍さん食べるのはやいコン……」

その食べる速度に一瞬目を奪われてしまって、
その気を逃してしまった。

ちょっとどうして良いのか分からなくなったキツネの店主さんは、

「コン。 チョコボさんは何か聞きたいことあるコン?」

話題を変えるためにチョコボさんに話を振ってみた。

「う〜ん……」
「うん? 聞きたい事があるなら訊いたほうがいいよ♪」

それに少し言い難そうにレンゲで具を救いながらチョコボさんが呻いた。

なかなか言い出せずにいるチョコボさんに
醒龍さんが言い出しやすいように後押しをすると
ゆっくりとだが口を開いて話しだす。

「だけど……ぼくセイリュウさんを突然連れてきたにもかかわらず、
 よくあんな大きな器を用意できたね……。
 まるでぼくがおおきいお客さんを連れてくるのを初めからわかっていたように……。」

チョコボさんの胸につかえていた疑問。
それに賛同するかのようにキツネの店主当人も不思議そうに頷いた。

「それは僕も不思議だったコン。
 チョコボさんが自分よりも大きいって言っていたから、
 かなり大きい人って分かってたコン。
 だから大きな器を作ってもらいに、フライゴンさんの所に行ってみたんだコン。」

キツネの店主はそこまで言った後……
少し浮かない表情を浮かべて、
 
「そうしたらフライゴンさん
『備えあれば憂いなし、多分必要だと思うから持って行ってください』って、
 あんなに大きな器をたくさん作ってくれたコン。
 台車に乗せて運んだんだけど凄く重たかったコン…
 あの時は用事があるからってフライゴンさん達、
 珍しく手伝ってくれなかったからだけど…頼りすぎてたのかもコン…
 そう思って自分の力で一生懸命運んだコン。」

あの時の自分の気持ちを考えを正直に2匹に話した。
その話がさらなる疑問を生んだのか、チョコボさんは、さらに頭を傾げていき、

「ふぅん・・・なんでその時に限って手伝ってもらえなかったんだろう……。
 大事な用事が他にあったのかな?」
「う〜んコン。 チョコボさん……実は僕もよく知らないんだコン。
 でも、たまに会いに行って、いないことはこれまで何度か会ったコン。
 その時も多分それだと思って深いことは考えなかったコン。」

不思議な事が謎が多すぎるフライゴンに、
今にも頭から湯気が出そうになっている2匹。

そこに醒龍さんが一石を投じた。

「う〜ん……もしかしたらだけど。
 ……私たちが訪れることを予想してたのかも……?」

その声にハッとしたキツネの店主。

「醒龍さん……確かにあのフライゴンさんは時折鋭いときがあるコン。
 僕が怪我を隠していたりするとすぐ見つかったりするコン
 本当に不思議な人たちコン……」

そして、そこでまた話が止まりしばらく静寂が3匹を支配していた。
それを最初に打ち破ったのは……
もう考えるのは嫌!とばかりにチョコボさんが、
バッと翼を上げてお手上げとばかりに万歳をした。

「ふぅぅ……なぞは深まるばかり!
 でもそんなのどうでもいいよw 
 ものごとはりくつじゃなくて、目の前で起きてるものがすべて……。」

そこまで少し笑いながら話していくチョコボさんは一度言葉を切る。
顔が少しまじめになり、柔らかな口調で……

そうあったから、そうあった。それでいいとおもうな。
 ……ちょっとは気になるけどね。その……蒼眼のフライゴン。」

言葉を繋いだ。
そして、まだ見ぬ蒼眼のフライゴンの姿を脳裏に思い描いて、
いつか会ってみたいなと小さく呟いていた。

「チョコボさんその内会えると思うコン。
 あの人は頑張っている人を助けるのが好きみたいだから、
 何かを一生懸命に頑張っていればその内向こうからやってくるかもコン」

あの人なら、フライゴンなら多分そうすると……
何となくだけどキツネの店主はそう思っていた。

ひとしきり話が終わり、
チョコボさんと醒龍さんのうどんを食べる音だけが、
しばらく当たりに響いていて……

最初に醒龍さんが、

「……まあ、このおウドン美味しかったからいいんじゃない♪」

最後の一滴まで汁を飲み干して、キツネに店主に器を差し出す。
その数分後にはチョコボさんも、

「こっちもごちそうさま〜」

同じように綺麗にうどんを平らげて、醒龍さんの器のよこに並べた

「みんな最後まで綺麗に食べてくれてありがとコン。」

いつものように最後まで追いそうに食べてくれた2匹に礼を言うと
器を回収して、お店の中に持って行こうとした。

その時、醒龍さんが意味ありげな視線を送っていることに気が付いて……

「もしかして、醒龍さんはお変わり欲しかったコン?」

そう訪ねてみると、
醒龍さんはちょっと照れくさそうにして、

「ん……キツネさん……お代わりにいつもの奴を……」

はにかんだような笑みと共にキツネの店主さんにオーダーを出した。
それに素早く反応するチョコボさん。

「いつもの……? なに、このお店にはまだ知らない隠しメニューでもあるの〜!?
 ねぇねぇ……醒龍さん教えてよ〜!」

あの時の騒動を知らないチョコボさんは、
ただ純粋にメニューに対する興味と……
食べてみたいと言う想いから醒龍さんを問い詰める。

「コ、コン……醒龍さん……またあのうどんコン?
 ……また食べたいコン?」

キツネの店主は、少し後ずさりしながら問いかける。
しかし、何処か嬉しそうに尻尾を振っていたりしていたりした。

そして、何も知らないチョコボさんが
今度はキツネの店主さんに詰め寄って、

「ちょっと〜ねぇキツネさん。
 あのうどんてなぁに〜?? ボクそんなの聞いてないよ〜!?」

少し興奮してソワソワしながら秘密を聞き出そうとしている。
そのチョコボさんに醒龍さんは目を向けて、

「……うん……今度は……チョコボさんも一緒に……」

恥ずかしそうに真っ赤になり……
途切れ途切れにボソボソと呟いてから、
今度はキツネの店主に催促するように目を向けていた。

それに便乗するかのようにチョコボさんも翼を上げて、

「ボクもその隠しメニュー一丁ください!」

その意味を把握せずに注文のオーダーを出してしまった。
理由はどうあれ2匹からオーダーを受けてキツネの店主は……

「ちょと、ちょっと待ってるコン……」

そう言い残して……
いそいそとお店に入っていき、
ものすごく大きな器に入ったうどんを台車に乗せて運んできた。

そして、一度だけチョコボさんに目を向けて、

「チョコボさん……本当にイイのコン?」

何も知らないチョコボさんにそれだけを聞いてみた。
その言葉が、意地悪に聞こえたのか?

「セイリュウさんだけずるいもん。
 ボクだって隠しメニュー食べたい〜!」

チョコボさんはちょっとだだをこね始めて、
その場で足踏みをしたり羽をバサバサと羽ばたかせて騒ぎ始めた。

キツネの店主はチョコボさんをなだめようと必死になっている
その2匹を見ていた醒龍さんはジュルリと舌なめずりをした後……

「ふふ……それじゃ……」

言葉の途中で醒龍さんの身体が白い光に包まれると……
ぐんぐんと身体が巨大化し始めたのだった。
背中から羽が現れ始めて、首が伸び、尻尾も長く太くなっていく。

醒龍はセイリュウになり巨大な竜の姿で2匹を見下ろして言葉を続けた。

「……キツネさん、それじゃ頂くわね……♪」

嬉しそうに言葉をつなげた後で、
さっそく尻尾をシュルシュルと2匹に優しく巻き付けて持ち上げた。

「コン♪ 今回も優しく食べてコン♪」
「きゅぴっ!? これって どういうこと〜?」

すでに月一の習慣になっていたキツネの店主は、
もう慣れた物で、尻尾で運ばれる状況を楽しんでいたのだが……

初体験のチョコボさんは状況がつかめて無くて、
驚きの声をあげながら頭を傾げて運ばれていくのだった。

そして、うどんの器の上に来ると……

「うん♪」


……ポチャン……


小さく水の中に落ちる水滴のような音を立てて、
キツネの店主とチョコボさんは……
ホカホカと湯気が立っているうどんの中に具として入れられてしまった……

「コン! やっぱり作りたては熱いコン!」

さすがにこれは慣れないのか?
キツネの店主は真っ赤に茹だっていきながらスープの水面で、
熱そうにバシャバシャしていて……

「クェッww あつ!あつい〜〜」

もう何が何だか分からないチョコボさんは、
同じように赤く茹だっていきながら、ただ笑って状況に流されている。

そして、熱がる2匹を美味しそうに見ているセイリュウさんは笑いながら、

「ふふ……大丈夫、すぐに食べてあげるからね……」

最初は長い舌をうどんに入れてスープを少しずつ味わっていく。
時折ちょんちょんと2匹に舌が当たり……
特にキツネの店主がくすぐったそうに悶えながらさらにバシャバシャと騒ぎ立て始めた。

「コ、コン! セイリュウさんの舌が当たってくすぐったいコン」

その横でチョコボさんはやっと状況が把握できたのか……

「……! まさか……。ボク……トリガラ!?!?」

自分に凄く的確なつっこみを入れながら凄く驚いていた。
そして、その意味に気が付いたチョコボさんは……

「クエっww食え〜っ!!ww」

セイリュウさんに食べられると把握して、
いい意味で興奮してテンションが跳ね上がってしまった!

「ふふ……それじゃ、あんまり待たせるのもだからね……」 

すでにとても美味しそうに茹だっている2匹に
セイリュウさんはそっと柔らかな舌をシュルルと巻き付けていく。

「きゅぃぃ〜w 久々に、セイリュウさんのお腹の中に……///
 思えばぼくらの出会いも、これから……」

歓喜の声をあげているチョコボさん。

セイリュウさんに食べられた過去の体験をおもいだして、
嬉しそうに、恥ずかしそうに真っ赤になりながら、
チョコボさんのテンションは天井知らずに上り詰めていく。


それと同じように嬉しそうに尻尾を振りながら
キツネの店主はふと疑問に想う。


「コン♪ またセイリュウさんのお腹の中に…これで何回目コン?」

(時間が迫ってきているので、食べられながら感想行きましょう。
 まず私から、元ネタはケイルさんのコメントを見たときに誰も書く人とがいないなら、
 自分が書いてみようと思いたち、いざ書き出そうとしたとき、
 それならなり茶にいる誰か…お二人ほどゲストで出てもらおうかと思って、
 オファーを出してみました。快く受けてくれてありがとうございます。 
 小説は楽しんでいただけたでしょうか?)


その言葉にセイリュウさんの舌の動きがちょっと止まり、

「ん……何回かわからないけど……そうだね
 ……やっぱり二人とも、うどんの味が染み込んで美味しいよ♪」

そう言って気を取り直すと、
2匹の味を感じながらゆっくりと舐めつつ、舌を口の中に運んでいく。

「うん、もちろんw ぼくもちゃんとかわいく書いててくれてよかったよぉ〜w 
 あっ>< 真っ暗だぁ〜」

急にチョコボさんの視界が真っ暗になり、
何故か嬉しそうな叫び声と共に、暗闇で2匹の4つの目が浮かんでいた。

「コン、こぉ〜ん…セイリュウさんの舌って気持ちいい…」

暗闇など気にもならないキツネの店主は、
何度も味わっている舌の柔らかな感触がお気に入りになっているのか?
頭をスリスリと舌にすり寄せていく。

「んんっ……w キツネさん、くすぐったいって言ってるでしょw」

(ふむふむw 私がFさんから実際にオファーを受けて嬉しいどころの騒ぎじゃありませんでしたしw)



ペロペロ



すり寄るキツネの店主に、くすぐったくて悶えながら、
セイリュウさんは2匹を優しく舌の上で舐めてあげた。


「それもまさかセイリュウさんと共演できるなんて……思いもしなくて、うれしかったよ〜。
 くえっ……あったかいなぁ。」


すでに唾液で羽毛がしわくちゃになっているが、
チョコボさんはそんなことも気にせず大の字になって舌の上に幸せそうに寝そべる。

「こぉ〜ん……こぉ〜〜ん…ありがとうセイリュウさんコン。
 こん…暖かくて気持ちいいコン…」


(改めて礼を言わせてもらいます、本当にありがとうございます。
 結構時間がかかりましたがこの小説が出来たのもお二人の協力があったからです。)


チョコボさんの横でキツネの店主も、
俯けに寝っ転がって同じように幸せそうにしていた。



そして、セイリュウさんは幸せそうにしている2匹に
この後のことを問いかける。

「それじゃ……飲んで欲しい?それとも、お腹の中に入る?
 ……あっ、溶かさないからねw」

(こちらこそ、本当にこんな素敵な小説を書いてくださって、ありがとうでしたw)



「上に同じきゅぷ……ぴぴぃww」


すでに答えられる状態じゃないチョコボさんは、
動く舌の上で、気持ちよさそうに鳴きながらその時をじっと待っていた。

そのチョコボさんにキツネの店主は手を触れて


「コン♪ それじゃ、チョコボさんいっしょに呑まれるコン。」

(セイリュウさんさぁ、お好きなように締めちゃってください)


チョコボさんを押していき、いっしょに喉の奥の方へと滑っていく。
それに気が付くとチョコボさんは、キュッとキツネの店主に抱きついて……


心の底から叫び声を発した。



「これで美味しい油揚げ+トリガラ風味の出来上がりw
 セイリュウさん、さぁ召し上がれ〜〜w」

 「それじゃ、頂きます♪ ……キツネさん、チョコボさん、
  また一緒に美味しいキツネうどんになってくださいね♪」


ゴックンw


優しい音を立ててセイリュウさんは、
チョコボさんとキツネの店主を飲み込んだのだった。


チュルチュルと喉を滑り落ちていく中で、
キツネの店主は……

「こぉ〜ん♪ 分かったコン また頑張って作るコン〜」

声といっしょに飲み込まれていき。
チョコボさんは……

「きゅいぃぃ〜……」


もう何も言えないぐらい幸せそうな声をあげて
キツネの店主と一緒に喉の闇へと消えていったのであった。


そして、最後にセイリュウさん……


「ふふ……ご馳走様でした……w」







ここまで読んでくれて、どうもありがとうございました。
またの次回作に期待してやってください。  F より。



True The End


<2011/06/15 23:01 F>消しゴム
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