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【保】ダークルギア vs サンダース − 旧・小説投稿所A

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【保】ダークルギア vs サンダース

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どれだけの間ダークルギアのこの行為は続いたのだろか?
サンダースの呻き声が途切れ途切れになるまで、
十分に唾液を絡ませたところで初めて口の動きを止めた。
初めほど体毛の刺さる痛みが無くなっていると感じたダークルギアは、
確かめるように舌を動かすとレロッギュウゥゥ!!と長い舌が唾液をかき分け、
サンダースを強く巻き取る。


ベチャァァッ!


「あがっ……がああああっ!! ぐ、、ぐるしっ……」
(毛が唾液まみれで……とがらねぇ…… )

尻尾に巻き付かれた時とは違い、
ベチャリと唾液の滴る柔らかな舌から生臭い臭気と共に
生暖かなダークルギアの体温が直に伝わってくる。
唾液でベタ付く舌はサンダースの体を締め上げ苦しみを与え続け……解放する。

突然、サンダースは自分を締め上げていた舌から解放され舌の上でヒューヒューと空気をむさぼる。

(そろそろこの毛も痛くなくなってきましたね。)
「では。」


ダークルギアの口が動いたかと思うとガリッ!!と口の中で鈍い音がする...

「き、牙っ…… ぎゃぁああっ!!」

悲鳴と共かつて無い激痛の中でサンダースは見た。
鋭くとがり、白く輝く自分をハサミつぶしているダークルギアの牙を……

「おや?少々強すぎましたか  な!!」

再びダークルギアの口が先ほど以上の力で動く……ゴリッ!!という音ともに

「がぁぁぁあっ!! げぼっ…… か……体が……っ」

サンダースの視界が赤一色に染まり、絶叫が後を追従する。
それを聞き入り悦に浸るダークルギア。

「フフフ、良いですよあなたのその声……ふんっ…おっと…」

顎に再び力を入れようと口を動かしたとき鉄のような味が舌を刺激した。

少しの間、その味を確かめる様に舌を動かすと
紅色にそまった唾液がダークルギアの喉の奥へと落ちていく。

「少々やりすぎましたか…」

言葉は反省しているが……その表情は笑みを浮かべていた。

「ではそろそろ終わりにしましょう…」

その最後通告通りダークルギアの口の中では今まで以上に舌が波打ち、
ズルズルとサンダースの体を口の奥へ運んでいく。
その動きに抵抗する力も残されていないサンダースはついに……

「もぅ……ダメだ…… 」

サンダースはゆっくりと仰向けの体勢で、
舌の根本まで運ばれ……
喉から落ちかけるような体勢で横たわる。

うつろに開いているサンダースの目に
写るのは……

紅色の唾液が流れ落ちていく真っ暗な喉…
そして、喉の奥に開き伸びている
ダークルギアの胃袋までの……

一方通行の落とし穴だった。

それが……
サンダースの見た最後の光景になった。



ゴグクリッ....

ダークルギアは口を半開きにしたまま少し上を向き、生々しい音を立ててサンダースを嚥下した。

「ぅあああ……っ」

喉を滑り落ちるサンダース……その悲鳴を最後に意識を失った。
ダークルギアの喉を膨らませサンダースが落ちていくのが分かる。
これからサンダースはダークルギアの一部になるのだろう……

「ぱあぁ......この味くせになりますね......」

その後、ダークルギアは喉を滑り落ちるサンダースののど越しを堪能し……
胃袋の中に落ち込んだのを感じると……満面の邪悪な笑みを浮かべこう言った。

「ごちそうさまです」

胃袋に落ち込んだサンダースの重さを感じながら、
口からあふれ出た唾液をジュルリと音を立てて啜ると……
ポンポンと自分の胃袋あたりをたたく。

「フフフ……今回はこれで終わりですね。
 サンダースさん……中々手こずらされましたけど、美味しかったですよ。
 だから……生まれ変わったら、また私に食べられてくださいね」

時間が過ぎるほど……彼を突き動かしていた衝動も少しは大人しくなっていく。

「さて、帰りますか」

翼を広げコロシアムから飛び立とうとするダークルギア。
唐突にその動きが止まる。

そして、何かを探すように目を動かし……口を開いた。

「もしかして……誰か私達を見ていましたか?
 もし、本当に見ている人がいたら……ぜひ、次に私がコロシアムに呼ばれたときに来てくださいね。
 彼と同じように……美味しく食べてさしあげますから……
 それでは、今はさようならです。」

今度こそ本当にコロシアムから飛び立ちダークルギアが霧の中へ消えていく。

この不思議なコロシアム次に訪れるの幸運な者と不運な者は本当に誰なのでしょうね?



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