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竜との日常{続編} − 旧・小説投稿所A
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竜との日常{続編}
− ヴァルの補食シーン −
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ネ「ふぅ〜…ん?」

ス「…!!」

ヴァル「…!!」

ネージュが元の場所に戻っている頃
俺とヴァルが何やらもめ事を起こして言い合っていた

ス「だから〜別にいいじゃんかって!」

ヴァル「だから嫌だってば!!」

ス「なんでよ?」

ヴァル「だって嫌なんだもん」

ネ「何話してるのよ?」

ス「お、ネージュ!」

ヴァル「実は〜」

ふわっとヴァルの紅い龍の体が地面を浮遊をし、そのままネージュに近付いた。理由はスイトが俺を食べて食べて要求してきていてヴァルは何度か拒否して言い争っているのだ

ネ「別にいいんじゃない?スイトを食べちゃっても」

ヴァル「い、いいの?過ってスイトを消化しちゃうかもしれないよ?」

ス「ああ〜そこのところは問題ない、ネージュは蘇生ができるからな」

ヴァル「そ、蘇生?」

ネ「そうよ?だから、スイトを食べちゃいなさいよ」

だがヴァルはまだうーんと考えていて不満そうな顔をしながらも二人に説得されていた。懸命に話し合ってる内にもヴァルはスイトに近づいてもごもごとした口がようやく開いてくれた

ヴァル「本当に、いいの?」

ス「ああ、だから俺を食ってくれ!」

ヴァル「い、いいけど、なんで急に食べられたいと言うの?」

ス「そりゃあ、俺が被食フェチだからだ」

ヴァル「被食フェチ?何それ?」

親指で自分の顔を指差し、ビシッと決まり言葉のように言うがヴァルは頭の中を?マークをたっぷり浮かび呆然としていた
まあ教えてもいないのに被食フェチを知るわけがないか

ス「あ、詳しいことは気にしないのでくれ」

ヴァル「ふ〜ん、変なの」

ス「う、うるさい。早く食べてよ」

ヴァル「は〜い」

シュル…

ス「う…」

空中を浮いたままヴァルは蛇のようにスイトの体を痛くないよう胴体で巻き付けていく。近くで見ると胴体から火の粉が振っていて巻かれた体からは熱気が伝わり熱く感じていた
だが食われる為なのでスイトは我慢してるとヴァルの黒い顔がヌッと近づいてきて俺を見つめていた

ベロ…ジュル…

ス「う、舌からもか」

ヴァル「んん〜」

口元から現れた彼の舌が俺の顔を何度か舐めてくると舌から熱い温度が感じていてスイトはビクッと驚いたように反応した
だがこれだけではなく時々に漏れるヴァルの少々ながらも息が蒸し蒸しとして熱い
やっぱり種族が種族だからだろうか


ベロ…ベロ……ビチャ



ス「あ、うう…んん…」

ヴァル「ねえ、大丈夫?」

ス「あ、ああ…別に平気だよ」

ヴァル「そう?さっきから苦しそうだよ?」

ス「……………………」

少し図星なのかもしれない
ビチャビチャと舐められて舌から分泌する唾液が微かにも熱くダラッと付着されると体が無意識に動き出してしまった。火龍だからこんなに熱く感じるなのかもしれない

ヴァル「じゃあ、食べるよ?」

ス「い、いいよ」

グアッ…バクン

ス「う…」

巻かれていた胴体が解かれ
限界まで開いたヴァルの口がスイトを迫りつけて一気に口内に入れ込んだ

ス「う、うう…」

…口内もかなり熱い。マットのように乗っかってる舌からも温度が伝わり口内の蒸し暑さした空気をスイトを閉じ込めた

カプ……ベロォ……グシュ…グシュ…

ス「んん…う…く、くそ」

にちゃっと音がする舌に舐め回されていて俺は微かに抵抗を行うも食われる為なためすぐに止める
しかもどれくらい自分の体が生暖かくなってるのか分からない、体温すらも把握できなくなってる

コト…!

ス「う…?」

思わず体がよろけてしまいそうになり
どこかに掴まろう牙に手を差し伸べようとしたがビリッとした感覚に手が拒否ってしまった
牙にもこんなに熱いなんて知らなかった。しみじみ思いつつ俺は牙を見つめていた

ヴァル「(もういいかな」

グイ…

ス「あ…」

浸ってる途中、舌が俺を喉へと追いつめていた
ヴァルが俺を呑み込もうとしてるのだろう。喉からも湿気が漂っていて胃袋はどうなっているのだろうとふと思った
それに察したスイトは抵抗することなく喉へ落ちていった

ゴクリ…

ヴァル「ふう〜ごちそうさま」

ゲフッとゲップをしたまま喉からできた膨らみを手に置いていた

ズチュ…グチャ…ズチ…ヌチ…

ス「ぐっ…うぐ…ん…あああ…」

真っ暗で生臭い食道。しかも蛇のように狭くて辺りの肉がスイトを這うように張り付いてきて身動きすらも取れなかった

ズズ……グチャ…

ス「んん…うぅ…」

食道からようやく胃袋に到着し
広さは食道と全く変わらない胃袋は気温が明らかにすごかった。これはサウナとしか言い様がない
狭いが故に胃壁も熱が高く今にも火傷してしまいそうであった

グニュ…ニチュニチュ!ヌチュリ…

ス「くっ…うああ…」

むぎゅむぎゅと胃壁が圧迫をかけてスイトをより狭め込んでいき、更に漂う蒸し暑さにスイトの頭はオーバーヒートしそうであった

ムチュ…ニチャ…

ス「もう…ダメだ」

あまりの熱さに耐えきれず目眩を起こし、次第に意識が真っ白になって気を失ってしまった

ゴポォ…ジュウウゥゥ!

ス「………………………」

意識が失ったスイトに
どんどん胃液が遅いかかっていてスイトの体に侵食を始める。胃液はかなりの強酸だが生憎スイトが気を失ってるため痛みはなかった。体中にぷしゅ〜っと煙を上げながらドロッと皮膚が晒されていき
そして時間と共にスイトは溶かされていった

ヴァル「ふう〜」

外ではヴァルが膨らみが消え去った胴体を見ていて爪先でちょんちょん触ってると
ネージュに近づいてスイトを蘇生するように頼んだ

ヴァル「だから、お願い!」

ネ「分かったわ」

パアアアァァ

ス「うぅ…?」

ヴァル「あ、スイト!!」

ネージュは人間とは思えない何だかの呪文を唱えるとすぐにスイトを蘇生させて
ヴァルは嬉しそうにしてスイトに近づいた

ヴァル「体の方は平気?怪我とかはない?」

ス「いや、まあ大丈夫だ」

ヴァル「そう?ならいいけどさ」

ギュゥ…

ス「ん…?」

少し安心したヴァルはスイトをグルグルと巻き付いてきていて体の自由が奪われてしまった

ス「な、何してんの?」

ヴァル「ちょっとこうしてる方がいいの、ダメ?」

ス「…別にいいけど」

ヴァル「やった!♪」

スマイル(?)で返されたヴァルに俺は返す言葉がことなくその場に座り込んでいた。でも不思議なことに巻かれた尻尾から伝わる熱気がなんだか暖かく感じる、一体どうしたんだろうか

ヴァル「〜♪」

ス「まあ、いっか」

しばらくは動けないままだがこんな状態も悪くない。彼のある炎のたてがみを見てるとかなり立派なものだ
火龍として中々なんだが、これであの魔王手先じゃなかったらかなり良かったのにな〜(←個人の判断

その後、俺とヴァルは
夜になると二人と一緒に寝ることにした。彼に伝わる温もりによって俺はすぐに夢の世界へ飛びだっていたのだった


ゲームにいる龍の描写って結構難しいな〜
これでいいのか分からない(まあいいけど

ヴァル「いいの?」

うん…

この調子で新たなキャラを出さないといけないな!!

ネージュ「本当に大丈夫かしら(ボソリ」

もう気づいてると思うけど読者の方はヴァルバジアって言うお名前はもうお分かりかな?
<2012/03/15 09:33 スイト>
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