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竜との日常{続編} − 旧・小説投稿所A

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竜との日常{続編}

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「…………………」

バンギラスを倒してくれたのは波動ポケモンルカリオ…
そしてルカリオは俺を見ても襲う気はなかった

「た、助けてくれたのか?」

「ふん、勘違いするな…」

「は?」

スイトには訳が分からず
ルカリオはそっぽを向いて言い出している

「偶然見かけただけでお前を助けるつもりではない…」

「む…」

どうやらこのルカリオはつんつんとした性格らしい

「じゃあ何で俺を助けた?」

「偶然見かけた…ただそれだけだ」

「…………………」

言ってる事が何か腹立つ…
今からでもあいつの顔にパンチを喰らわしたい物だ

「悪いが……そいつは無理だな」

「(!!……読まれたか)」

さすがは波動ポケモン…
相手の心を一瞬で読むとは思わなかった

「冷たい奴だな…」

「自分の命が助かったのだから別にいいだろ…それに…」

「それに?」

「最近出没する水色の竜がまた現れて俺達ポケモンを喰らいに来たらしいしな…」

「(げ、あいつか…)」

「とにかく、お前のような奴がここにいては困る。とっとと消える事だ……いいな…」

「(う、うぜ〜)」

「では…」

そう言い残すとルカリオは走り去っていく

「け、誰かに食われちまえ!!」

姿が見えなくなると大声で叫んで
プイッとスイトはルカリオの逆の方向へ向かった


「あ〜もうどうしよ…」

スイトは森中を歩き回り
何か珍しいポケモンはいないかと探索していた

グウウウウゥゥ

「ん?」

腹の音。いや、俺はまだ腹は減ってはいないが

グウウウウゥゥ

また音が聞こえる。その音を頼りにスイトは原因を突き止めた

?「はあ〜お腹すいた〜」

「あ…」

スイトが見た物は
木に寄りかかって空腹のお腹を抑えているリザードンだ

「はあ〜」

「どうしたの?」

「?」

俺に気づき、スイトを見つめていた

「グルル…」

「え?」

「え、餌…」

「!?」

目つきが変わり出し、獲物を捕まえようとする目となっている
そうしてる間に口を開けて炎を吐こうとした

プス…

「?」

「あ、あれ?」

炎も吐く事ができず、お腹を押さえ込んでいる
腹ぺこで炎も吐けないのだろう

「うう…」

「ねえ…もしかしてお腹すいてるの?」

「う、うん」

「…………………」

ヘコリ気味のお腹を撫でながらしょんぼりとしているリザードン
これはほうっておけないスイトは

「だったら俺が何か食える物探してやろうか?」

「え?」

「お前を腹一杯にしてやるって言ってるの…」

「い、いいの?」

「ああ…」

「ありがとう!!」

声を振り絞ってスイトにお礼をし
早速スイトは喰えそうなポケモンを探す事にした

「何に変身しようかな〜」


エレニム「す、スイト君が…」

何…小さいポケモンを捕まえるだけだ…

ネージュ「フフ、たくさんのポケモンを捕まえたわ…」

後々ルカリオは俺と一緒にある奴と……(汗
<2011/06/17 21:11 スイト>
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