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【保】敵討ち − 旧・小説投稿所A
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【保】敵討ち

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■あとがき パート2

月夜兎
「それでは黒竜へのインタビューを開始いたします」

黒竜
「……その前にこちらから聞きたいのだが、お前の顔色が極端に悪いような気がするのだが大丈夫なのか?」

月夜兎
「お気に召さらず。ちょっと箱入り娘にこの世の真実を吹き込んだところ厄介なことになっただけです」

黒竜
「そうか。それで私に聞きたいことがあると言ってたな」

月夜兎
「ええ。まずあなたは召喚獣としてあの少女に喚ばれたわけですが、その時どう思われましたか?」

黒竜
「特には何も。何故か知らないが私を喚びだす者は大抵黒い感情に捉われているからな」

月夜兎
「そうですか。でも最終的には少女を伴侶として迎え入れましたよね?」

黒竜
「それはまあ、あれだ。ちょっと体を交換したときにあの少女の記憶をつい覗き見してしまったのだ。それで凄惨な記憶を見てしまってな。いつのまにか少女に同情してしまっていたのだ」

月夜兎
「同情、ねぇ。それだけで伴侶にしちゃいますかね?」

黒竜
「どういう意味だ?」

月夜兎
「つまりあなたがロリコンでは――」

バチン!(←黒竜の尻尾ビンタが月夜兎に直撃した音)

月夜兎
「――不適切な発言があったことをお詫び申し上げます。では次に読者からの質問に移らせていただきます。まず『もっとも好きな獲物の召し上がり方は?』という質問ですが、これはどうですか?」

黒竜
「私は血の味が好きで、獲物はすぐに噛み砕いてしまうことが大半だ。ただ舐めるのも好きだぞ」

月夜兎
「なるほど。じゃあ『人間の一番お好みのタイプは?』」

黒竜
「捕食という意味でなら、やはり若くてある程度引き締まった人間がいい。そうじゃない方の意味ならば、芯が強くて冷静な女性だな」

月夜兎
「あれ?それってつまり……」

黒竜
「察してくれ」

月夜兎
「分かりました。だからあの少女を伴侶に選んだわけですね。それでは黒竜へのインタビューを終了いたします。ありがとうございました」

黒竜
「それでは失礼する」

月夜兎
「さてと、私もさっさと逃げるか。これをもちましてあとがきコーナーは終了します。じゃ、そういうことで」

お し ま い



<2011/12/09 22:22 とんこつ>消しゴム
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