テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル


医者とモンスター − 旧・小説投稿所A
RSS | 感想 | TOP
医者とモンスター

|<< < 1 / 6 >>|

とある島…
そこは昔からモンスターが住んでいた。
その島にはこんな言い伝えがあった…
『その島に行くと二度と帰って来られない。』
その言い伝えを無視して、その島に行くハンター。もちろん、誰一人帰って来ませんでした。



数日後…
その島に一人の医者が流れ着く。

「……ぅ……う…ここは?」
その医者の名前は、飛鳥。
いろんな島に行き、人々の治療をしている。もちろん船で移動していたが、昨日の晩。
嵐にあい、船が壊滅した。無傷で島にたどり着くのは奇跡と言っても良いぐらいかな…幸い、治療道具が残ってた位かな〜…

「とりあえず、島を探索でも……ここ、なんか見たことが有るような…」
一人ブツクサと呟きながら島を探索する。まず、浜に近かったジャングルへ…


カサカサ…

「すごい草……獣道しかなさそうかな………あら?これって…薬草だ♪」
獣道を歩いていると、薬草を見つける。とりあえず、これがあれば応急処置が出来る。ちょっと幸せを感じた彼女だが、すぐ近くに危険が迫っていた。

カサカサ…

『グルルル…』

彼女の背後から近付く足音と鳴き声らしき声。しかし、薬草を取ってるのに夢中になり気にしていなかった。

「よし、これで…アオキノコがあれば…あれば…………ギャ!」

やっと彼女は自分の危険を知った。後ろにいたのは、ランポスが3匹。
武器がない今、彼女は抵抗することが出来ない。しかし、何か手はないかと急いで治療道具の鞄を開き道具を探す。

ガサガサ…

「ええぇ…何か何か!!……あった!」

彼女が鞄から取り出した物は、麻酔薬と治療用のナイフ。急いで、ナイフに麻酔薬を塗り、ランポスに向かって投げる。

「えぃ!」

ズシュ

少し鈍い音がする。ランポスのお腹にナイフが刺さり、ランポスは麻酔で倒れる。しかし、一匹だけの話で、残りの二匹は…彼女は、もう一度ナイフに麻酔薬を塗り、ランポスに向かって投げる。しかし、今度はかわされてしまい、後ろの木に刺さる。

「ど…どうしよう…多少の傷は有りかな……逃げろ!」

クイックターンをし、全力で奥へ奥へと走って逃げる。後ろからランポス二匹の鳴き声と走って来る音が聞こえる。彼女は後ろを向かずにひたすら走り続けた。

「ん…もー!いつまで追いかけるのよ!ストーカー!」

そんな事を言っても、ランポスにとって、獲物をそう易々と逃がしてたまるもんですか。
走っている内に広い丘に出る。緑と空がはっきりしてて……てそんな事を言ってる場合ではないか…

ガッ…

「あぁ…」

走るのに夢中で足元の石に気付かず、つまずいてしまう。

もう…駄目…

諦めて奴らの餌になるのか…
そう考えてると…

ヒュ~~~ボガン!

空から火球が降ってくる。彼女はそれを見て、頭にモンスターの名前が浮かぶ。リオレウスだと…
ランポス二匹は、その場から逃げ出す。私も逃げ出したいが、転んだ反動で動けない……黙ってリオレウスの餌に…ドシン…と地面に着地する音が…
後ろから『グパァ…』と生々しい音が聞こえる。


ペロン〜…

「え…?」

ペロンペロン〜♪

「うわ!くすぐったいよw」

一瞬『食われる』と思っていたが、嘘のように消えた。リオレウスの舐めは甘えるかのように私の頬を舐める。
(昔も……あれ?)
私はふと、昔会ったリオレウスの事を思い出す。

「もしかして……あの時のリオレウス?」

私はリオレウスの尾をチラッと見る。彼女が思った通りだった。リオレウスの尾に昔、彼女が治療した時の布切れが巻かさったままだった。つまり、リオレウスは私の事を覚えてくれてる。

「久しぶりね♪…よしよし〜」

私のお腹にリオレウスの顔が乗っかる。私は優しくリオレウスの頭を撫でる。ちょっとザラザラとした手触りが懐かしい………

『グルルル〜♪』




<2013/03/27 12:13 シャビー>消しゴム
|<< < 1 / 6 >>|

TOP | 感想 | RSS
まろやか投稿小説すまーと Ver1.00b