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高校生とドラゴン − 旧・小説投稿所A

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高校生とドラゴン
− 僕とロックとのこれから −
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チュンチュン……。

「あっ!?」
僕は小鳥のさえずりが聞こえて目を覚ました。
気がつくと、僕は自分のベッドで寝ていた。窓から太陽の光が入り、時計は既に朝の7時10分の土曜日に針が向いていた。

「僕はあの緑色のドラゴンに喰われて、消化されて死んだはず……」

僕は不思議そうに自分の手を見ながら呟いた。
そして、胃液をかけられて赤色になっていた体などの跡は普通の肌色に戻っていた。
「あれは夢だったのかな………。でも、寝る前に襲われたはず……」

僕は自分が生きてる事が不思議に思いながら、ベッドから降りた。

自分の部屋のドアを開けようとした時………

「ドアは魔法で開かないかもな」

「!!!」

僕を喰った張本人の声が自分の寝てた、ベッドからした。直ぐ様に僕はベッドの方向に振り向いた。

そこに足を着いて座って居たのは………

「よ♪喰われ好きな、Mさん。びっくりした?」

昨日、僕を喰った緑色のドラゴンだった。


「………」
僕は驚いて声が出なかった。

「そんなに驚いた顔すんなよ。お前を蘇生させて生きかえらせてやったんだよ。今は、お前を捕って喰わねぇよ。お前の意思で喰われたいなら……喰ってやるけどよ。まぁ、お前の味と何かが色々、気に入ったんだよ。俺がな。これからは一緒に暮らす友達としてよろしくな。ロックと読んでくれ」

僕はまとめて聞きたいことを先に話されて、首を右にかしげた。

でも、何故かちょっぴりどこか嬉しかった。本物のドラゴンに会えて友達になれた事とリアルに捕食され、少し怖かったけど、体内で初めて受けたかった、マッサージをされて気持ち良かった事。


そして、僕は家族と学校のみんなには、この事を内緒にした。


ばれたら、ヤバい事になるからだ。




そして………
僕はロックに顔を赤くして言い放った。

「もう一度、喰ってもらえませんか?今度はゆっくりと……………」


すると、ロックは……

「しっかりと体の隅々まで味わい尽くしてやろう。俺とお前がお互いに満足するまでな」


そう言って、ロックは僕を優しく片方の大きな手で掴んで、大きく口をグパッと開いて僕を近付けて………

バクン……


ニチュ…グジュグニュ…


ゴクン♪



「ロック…。これからもよろしく」



End


お話はここまでです。
次回から新シリーズです。
<2013/03/11 01:00 M>
消しゴム
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