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感情ペイント − 旧・小説投稿所A
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感情ペイント
− 群柯感浹 −
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俺はその噂になっていた森に来た。

360°緑の木に囲まれたりいる。とても静かだ…。
俺がここに来た目的は1つ。
---人間から感情を奪う---
そして奪う方法もたった1つ。
喰らうことだ。

森は広く、入り組んでいる。
だが、明らかに自然物とは言えない物体がある。人工物だ。
だから人間の来る場所はここなのだろう。

俺は目当ての人間が来るまでスッと息を潜めて待ち続けた。




すると、先程の人工物から人間の男が出てきた。
どうやらあの人工物は~テント~と言うらしい。
その人間は、顔に笑みを浮かべて何か楽しそうだった。

---なら、その感情を奪えばいい---

人間が浮かべる笑みは{黄色}にも見えた。
元から無色な俺に、黄色を加える…

まず俺は、あの人間の隙を伺う。
いくら生物の差があったとしても、狩りはこういうものだろう…?

人間はなんとも警戒心の無い生き物なのだろうか…。
俺に背中を向けて伸びをした。
当然、俺はその隙を見逃さない。
素早く人間を背後から、人間の口と鼻を強く押さえた。

人間はもがく。当然のようにもがいた。
~んんっ!!~と、うめき声を上げながら押さえている手をどかそうと抵抗してくる。

そして、とうとう人間はピクリとも動かなくなった。
だが、そんな人間の行動にも俺は何も思わなかった。

そして、俺は動かなくなった人間を口に含んだ。
ペロリと舌で舐めてみたが、何も感じなかった。

そして…
俺はゴクリと音を鳴らして人間を呑み込んだ。
喉に大きな物が通るだけであとは何も感じない。
感じれないんだ…。

俺の腹に重みがかかり、先程の人間が胃袋に着いたようだ。
俺は、何も思うこともなく、その人間を消化した。

すると、自然と俺の顔には笑みができたんだ。
また、~嬉しい~…いままでなかったこのような感情は、俺には初めてだ…。



…デモ…マダタリナインダ。


これで彼は黄色を貰いました。
しかし黄色だけではなにもできない…新しい色が必要なのです
<2013/03/06 23:10 三日月の真実>
消しゴム
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