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ヒュウ・・・。


風が冷たくて気持ちいい・・・。


「って寒っっっっっ！？」

気が付くと僕は洞窟に倒れていた。息が白い。

「あれ、クロの館にこんなところが出来てたとは・・・w」

クロは僕達が住んでいる、(住まわせてもらっている)この館の間取り、装飾、その他もろもろを自由に変える事が出来るらしい。俺が気絶している間に改築(？)したのだろう。

ヒュウウ・・・。

「さ・・・寒い・・・。」

濡れていた毛皮は、もう凍り付いている。・・・ってことは気温が氷点下なのか！？

「だっ・・・誰か居ないかぁー・・・？」

その言葉は、洞窟の壁にこだまして何回か聞こえた後、消えた。

あれ・・・、さっきまで俺風呂入ってたはず・・・。

「やべぇwこれはもしかすると・・・うん、夢だ！悪い夢だ！気温が異常な位低い夢だ！！アハハハハ・・・。」


ヒュゥゥ・・・。


「どあああああ！！さみいって！！風止まれ！！・・・いや何言ってるんだ俺wwww」

いやぁ・・・それにしても寒い。

っていうかこれ、夢にしては長いな・・・。まさか・・・いや、それはない。多分。

「うおおおおおおおい！！みんなあああああああああｱｱｱｱｱ!!」


ヒュゥゥ・・・。


この風ウザイwwwwwてかよく考えたら俺背中から炎出るじゃん！気づくの遅いわ！！って、自分に突っ込んでしまった(笑)


・・・。


「あれ・・・？」


・・・。


「嘘だろ！？」

炎が出ない！！


ヒュゥゥ・・・。


「ぬあああああああ！！畜生！！」

またもや洞窟にこだまが発生。

いや、それよりも炎だ。バクフーンにとってこれは一大事だ。それに、この寒さをどうにかしなければならない。


た・・・け・・・・・・。


何か聞こえたあああああ！！こええええ！！

たす・・・て・・・。

「わわわわわ！わかったから！今すぐ行くから！！」

とりあえず、声のする方に歩いて行く事にした。

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