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ジェットが僕を連れてきた場所は、館の屋根の上だった。

「ジェット、ここ来て良いの？怒られない？」

「大丈夫だってw誰も見てないからw」

大丈夫って言ってる本人が今にも落下しそうな所(屋根のてっぺん)に立っている。

「見てろよ！ライト！」

すると、ジェットは屋根の端の方へ歩き出した。

「わわわわわ！ジェット！！危ないよ！！」

ちょっとこれ、ヤバイんじゃ・・・。

とうとうジェットは屋根の端に来てしまった。強風が吹いたら終わりだ・・・！！

「とうっ！」


シュタッ


「うあああああああああ！！ジェットおおおおおおおおお！！」

ジェットが屋根から飛び降りた！！大変だ！！

「うああああああ♪一度やってみたかったんだぁ♪バンジージャンプ！」

バンジージャンプ・・・？紐無いけど・・・。

「わああああ・・・あれ・・・？ないいいいいいい！！」

どうやら紐が無いことに気付いたようだ。もしかして・・・紐忘れてた・・・！？


「ああああああああああああああ！！しぬうううううううううううっ！！」


ギュゥゥゥゥゥゥゥンッッ！！


悲鳴を上げながら落下するジェット。このままじゃ・・・！！


グワンッ！！


バクゴクン！！

ジェットが地面に激突する寸前、地面から突如出現したクロさんがジェットを・・・食べた。

「あぅ〜落下する勢いで呑んじゃったよぉ〜♪」

の・・・「呑んじゃったよぉ〜♪」っておい！！大丈夫なの！？

「そういえばマスターさん出てこないなぁ・・・。心配だからだしたげよぉ♪」

突然、クロさんが下を向いた。


ジュズュゥッ、ジュル、ベチャア！！

「ぐ・・・ぬぅ・・・クロ・・・。」

マスターの人が吐き出されてきた・・・。ちょっと臭い。

「マスタぁー、何で出てこないの？気持ちよかったとか？」

「んなっ！！そ、それはない！！絶対に！！！」

なんかしゃべってるけれど、ジェットは・・・？

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