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さて、何から手伝ってもらおうかな…そう考えていると
脳裏からふと思いつく。

あの子を実験体にすれば…

…いくらなんでも…私はそこまで鬼では無いし…
「間宮博士？」
「恵で良いよ。何？」
「め…恵さん。あの～さっきから何の実験を
しようとしているの？」



バッ！とレポートを隠そうとする。しかし、彼女にレポートを見られしまい、少し焦る。
「恵さん？」
「な…気にしないで。とにかく、貴女はシャチの面倒を見てて。」
「あ…はい」

彼女は水槽に近付きシャチの面倒を見ている。危なかった…私の計画が
バレる所だった。
フゥ…一息付きレポートを書き始める。





まだ、私は気付いていなかった。
子どものシャチを探す親のシャチ達がここの施設に近づいて来る事に…
まだ先の話だけどね。

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