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コンコン…


私は水槽の音に気付き、目が覚める。
「ふぇ………」
気づけば…小さい針が11時を指している。さて、今日の汚れ仕事をしないと…
早速机に向かい、机にあるレポートを片っ端から片付ける。(途中ツッコミアリ)
ｶｷｶｷｶｷｶｷｶｷｶ……

「オイオイ…新しくDNAの実験をするつもり？無理だって…」

ｶｷｶｷｶｷｶｷｶｷｶ…

「人体実験？………ﾊｧ〜」














しばらくして、レポートを全てまとめ…
自分の更衣室に入り、水着に着替えて水槽に飛び込む。

ドッポン！

すると子供のシャチが近づき、なつくように体を私にスリスリ…
そっと私はシャチの体を優しく撫でる。子供のシャチでも2m近くあり、正直怖く感じる。
しかし、相手は子供。相手を傷付けることなんて考えないだろう。

「プハァ…」

水中から出て思いきり息を吸う。その次に、子供のシャチも息を吸う。
私は近くにある台に陸上する。やはり子供のシャチも一緒に陸上する。
もしかしたら…私の事…親だとでも思っているの…？気のせい…かな？
ブンブンと首を振り、用意しておいた餌(魚)を入れたバケツを手にし、シャチに食べさせる。

パク♪ゴクン…

「………ﾌﾌ♪」
癒される…

私も…シャチになりたいな〜…

！！

「……なら…例の実験を私の体でやってみたら…」
確かに、私の周りには実験の為の機械や道具が揃っている。そして、私には知識がある………って当たり前じゃん。さっきまとめたレポートを取りだし、今すぐ実験して、ここの施設から逃げよう。この子と一緒に…。
一度決めたらすぐに実行する。早速私は実験の為のレポートを書き始める。












































































「私が…貴方のお母さんになってあげる。」

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