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硝子玉 - 旧・小説投稿所A
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硝子玉
- ブロック塀にはさまれて -
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なんとか学校という絶対要塞を切り抜けた僕はいつもの裏道を通っていた。友達とは別の道だから大体ここは一人で通る。
二つの古び廃れたビルの間にありブロック塀に挟まれたその道は暗く、何より狭い。3人並んで歩けないぐらいだ。
それなのにあっちのヤクザっぽい3人はそのことを知りながら歩いてきた。
「いってぇなぁ!」
当然のごとくぶつかる。
「てめぇぶつかてきてんじゃねぇよ!!」
大体予想はしていたが...呆れることしか出来ない。
「賠償金払ったらどうだ!ぁあ?!」
〈その払うお金の入った財布は買い物以外持ち歩いていないものなんで...〉
そんなことを思いながらギャーギャー言っている横を通りすぎて行こうとする。
「おい、待てよ逃げる気かぁ?!」
大音量の声で言いながら僕の制服の袖を鷲掴んできた。
〈このままどこかのアニメみたいにうるさい!!って窓をガラガラって開けて怒鳴り散らしてくれればいいのに...〉
と思いつつ、ブロック塀に触っていた掴まれていない方の手を制服のポケット中に突っ込む。
「おらぁなんか言えよ...!?」
僕は何も言う気になれなるわけがなかった。
〈じゃあ久しぶりに彼に代わってもらおうかな...気が引けるけど。〉
そして何ひとつ言わず僕の体は変化していった。
手の爪は異様に伸びて鋭い鉤爪になり、
黒い制服からは鱗が出始め、
顔が細く伸び、頭から乳白色をした二本の角も伸びた。
そしてそこには僕の面影など何一つない腹は白く、背中は黒い鱗に覆われた竜が完成していた。
「う、うそだろ...」
「ド、ドラゴンだなんているわけ...な、ないだろ」
「やべぇってこれさっさとずらかるぞ!!」
〈うわ、凄い慌てよう、代わってよかった気もする。〉
心の中で薄ら笑いを浮かべる。
この姿の間僕は心の中でしか動けない。じゃあどうするのか。
黒竜は建物を壊さないぐらいのジャンプで3人組をガシリとしっかり捕まえる。
「待て。松田のやつが随分お前らの世話になったようだな...たっぷりお礼をせんとなぁ...クク」
この黒竜が言っているこいつとは僕のことだ。
〈こんなのにお世話になりたくないけどね。ってあんまりやりすぎんなよ...〉
そう、こいつ(黒竜)と僕は別物だ。なぜか命だけを共用している。
だからその姿の状態でないと自分の行動ができないし、万が一僕が死んでしまえばこいつも死んでしまう。
「ひ、ひぃ...た、助けて...」
〈なんだ、気絶してるやつもいるじゃん〉
「フン、口ほどにもないな。まぁ騒がれて人が湧くのよりはマシだがな...じゃあせっかくの我からのお礼だ。しっかりと受けてもらおうじゃないか...」
と言い、口角を少し吊り上げ不気味な笑顔を作る
そしてその巨口を少しだけ開き粘度の高い不透明で生臭い液体を気絶していないやつの顔にタラリと垂らす。
〈おいおい、ほんとにやりすぎんなよ...〉
「う、うわぁ!やめてくれぇ!」
「フ...お礼だといっているのに、黙って受け取れ」
やつの頬に垂らしていたのを移動し落下点をやつの口にした。今頃助けもとめ始めた口に無残に粘液が入っていく。
「!!...うぶぅ、げほっげほ!」
口に入り切れなっかたものがドロドロと湧き水のようにどんどん溢れ出ている。
「時間もないところだからさっさと終わらせようじゃあないか」
「げほっげほ!は、はやく離ぜよ!!」
「フン、何馬鹿なことを言っている。」
「はぁ?終わらせるんじゃねぇのかよ!」
「ククク...そうか、お前は終わることを望んでいるのだなぁ?ならば...」
ガパァ...
そこまで言うと少しだけ開いていた口を大きく開ける。いままで下あごに溜まっていた高粘着の唾液が溢れ滝のように目をつぶったやつの顔に垂れ落ちる。
ぬちゃぁ
ゆっくり時間をかけて上半身を一舐めする。ヌラヌラと粘液をまとった舌はやつの顔全体に型をとるように柔らかく沈む。さらに生臭い高粘度の唾液で窒息コンボが決まる。
「んー!んんー!」
いつの間にか自由に動くようになった手を使い柔らかい舌を必死に押し返すがその手も深く沈んでしまう。
諦めて手をドサリと投げ出すとその手と舌の間に粘つくアーチがドロリと出来上がる。
「おおっと窒息させてしまうところだったなぁ...ククク」
そう言い、そのまま舌を離すと手だけでなく上半身全体に鈍く光を反射するアーチができあがった。
そしてうっすら目を開けたやつが見えてしまったのは少し赤みががた頬肉、健全そうな薄いピンク色をした分厚い舌、
まさに肉の洞窟の入り口だった。
「わ、悪かった!俺たちが悪かったから許してくれぇ!!」
「いま頃なんだ?残念だな」
ハグゥ
唾液を飛び散らしながら一瞬にしてやつの上半身を銜える。
「わぁ!!だせぇ!!出してくれぇ!!」
見えていた景色も一瞬にして変わり周りが赤色になると同時に生臭く多湿でネチョネチョと粘ついた気持ち悪い感触に襲われる。
「最近のやつは態度もしらんのか」
器用に獲物を落とさないようにしながらしゃべる。そのため舌がグチュグチュと粘ついた音をだしながら蠢く。
口から出ている足をバタバタと無意味なバタ足をしている。その足から伝って生温かい唾液が冷たいアスファルトにドロリと垂れ始める。
「ずみまぜんでじだっ!!だじでぐだz!!んぶ!」
「なんだ?聞こえんぞ?ククク...」
またもやつの顔に舌押しつけ硬口蓋に少し強めに押し付ける。
やつが最初に舐められた時とは比べものにならないほどの圧力で押し付けられて流石に呼吸が持たないのか気持ち悪いのを無視して一心不乱に舌を叩く。
が、叩けば叩くほど粘ついた唾液がドバドバと湧き水のように溢れかえり状況は悪くなる一方だった。
この状況を助けたのは皮肉にも黒竜だった。
「げほ!げほ!...はぁ..はぁ」
肩から息が出るほどやつは疲労困憊していた。だがここからが始まりだった。
徐々に口内に角度がつき始める。やつの体がズルズルと暗闇のほうに滑り始める。高粘度といっても重力に逆らえることはできない。
疲労困憊していたやつはまるでメロスのように体を投げ出していた。まぁメロスのように人を信じきることはできていなかったのだが。
「あ、あぁ...助けて...死にたく...ない...」
蚊の鳴き声ほどの声しかでていなかった。黒竜には確実に聞こえていないだろう。
そして入ったらほぼ出ることができないと思われる喉の柔肉の門がガパァと開く。
やつは何も掴む体力もなくなすがままになっている。そして...
ゴクリ!
少し大きめの音を出してやつを呑み込んだ。
白い皮膚に覆われている喉が空気が少し入っている風船のように膨らみ重力にしたがって下にずり落ちてゆく。
そして膨らみが腹に到着した瞬間、黒竜が快感にブルッと震える。
「ふぅ...いままでのなかではよかった方だな。ごちそう様でした。」
中では―
ヌチャ...ヌチャ
なにも見えない漆黒のなかうっすら目を開け、1ミリすら動かないであろう体を柔らかい蠕動の動きに任せ落ちていった。
とてつもなく柔らかい...最上級の羽毛布団並の柔らかさをもつ肉にくるまれていた。
この忌々しき粘液がなければ眠ってしまいそうだった。
そんなこと思っていた矢先、頭が少し強めに肉に包まれる。
そして体がその二つ目の肉の門を通り過ぎたあと、胃底にずり落ちた。
グチュ...グチャァ...
今度は唾液より少し粘ついた胃粘液が体にまとわりつく。
このまま出られないのだろうか...固く閉じとても出られそうにない噴門に目を運ぶ。
なんのために生きてきたのだろう。俺はなにもかも中途半端だった。こんな未練を残したまま死にたくなかった。
ゴポポ..ゴポ
タラ~...ジュッ
とうとう消化が始まったらしい。暗闇のなか見えないが粘液が激しく分泌されている音を聞き、悟る。
胃液が上から垂れてきて額に落ち少し溶かす。
黒竜がなにか仕掛けたのか痛みは感じない。だが徐々に感覚がなくなっていることは確かだった。
今度生まれ変わったら何をしようか...まともに生きるか、またぐれてやろうか...その前に...
復讐とやらをしてみるか。
ジュウジュウゥゥゥ
そんなことを思っているあいだに全身の感覚がなくなり、肌色のスライムのようなものが出来上がっていた。
外では―
「おっと、こいつらを忘れていたな。」
いまだ気絶している2人がいた。
「もうこんな時間だ...松田に怒られるかな。」
空はどんよりと曇っていたが西の方の雲が少しだけ茜色に染まっていた。
「こんなやつらのために時間を使うわけにもいかないか...それでは、頂きます。」
ベロリと一回だけ味見をしたあと、まさに瞬間芸のように一口で銜えゴクリと呑み込む。
2人同時に呑み込んだからかさっきより喉が膨れる。かなり伸縮性があるようだ。
またブルッと体が震えると、溜めておいた胃液ですぐに消化する。
「蘇生しないとな...」
そういい、小声で何かを呟くと3つの光が現れ、かわりにアスファルトに垂れていた粘液が消えていた。
そしていつのまにか元の姿に戻っていた。
「やべぇ、もうこんな時間じゃん!!こんなに時間使いやがって、もぅ!!」
ブロック塀に挟まれている道をすぐに駆け抜け、家まで走っていった。
「ふぅん...面白そうじゃん」
この廃れたビルの部屋に住み着いたと思われる猫に餌をあげている青少年は去っていく松田の背中を見つめていた。
2週間も待たせてしまいました。すいません。
でも1話より文字数多いからゆるしてちょw
初voreシーンですw迷いに迷いまくってましたw
って2話で捕食者わかってしまうのに秘密にする必要があったのか...
<2013/02/09 09:48 Mth>
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