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Eternal★evangel − 旧・小説投稿所A

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Eternal★evangel

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戦闘が終わった時、もう朝日が登りかけていた。

「そういや、お前らは初めてだったな、強化魔法」

俺がコメトとツキカゲにそう言うと、二人は頷いた。

「…じゃあ、王の所へ行かないとなぁ…」

言い終わり、溜め息をつく。

「?」「?」

不思議そうな顔をした二人をアフィリア国の王宮へと連れていった。


[そうか…。災難だったな]

俺は、王に、今日あった事を報告した。
王は、そう言ってから、ニヤリと笑い、

[と言う事は…。お前達を全員食って良いと言う事だな♪]

そんな事を言ったから、俺の後ろの二人が部屋から出ようとする。
が、扉は、元から重い上に、魔法がかけられているから、開く筈無い。

「…食われても死なねぇぞ。それで死んだら俺はもうここにはいねぇしな」

俺がそう言ったら、潔く諦めたらしい。

[じゃあ、まずはカゲロウからだな]

王が近付いて来て、俺の体に舌を這わす。

ベロォォォ…

「うっ…」
[いつも通り、美味いな♪]

そのまま何回か舐めた後、口の中に放り込まれ、そのまま呑み込まれた。

ゴクン…

食道を通り、胃袋に落とされる。

ドプン…

王は親切なのかどうかはさておき、魔法で外の二人がどうなっているかを見せてくれた。

次の獲物は、コメトだった。

[…楽にしろ。直ぐに終わる]
「は、はい…」

…ガッチガチに緊張してる。
俺も最初はそうだったな。

王の舌がコメトの体を這う。

レロォォォ…

「ひゃっ…」
[ん…。カゲロウの方が美味いな]

あんまり嬉しくない。
そしてそのまま何回か舐め、俺と同様に呑み込まれた。

ゴクン…

上から音が聞こえた。
そして、しばらくしたら、上からコメトが落ちてきた。

ドプン…

「うおっ…!」

コメトが落ちてきた衝撃で胃壁が揺れた。

「カゲロウさん…。俺、どうなるんですか…?」

敬語やめろって行ったら、一人称が僕から俺に変わっただけだった。

「安心しろ。良い事が起こる」

そう言い、落ち着かせる。

最後に、ツキカゲが食われたが、味は満足したようだが、喉越しに不満があるようだ。

ツキカゲも落ちてきて、胃壁を揺らした。

[…それじゃ、やるぞ]

そんな言葉が頭の中に響いた。
次の瞬間。

ドプッ、ドプッ…

胃壁がいつもの液を分泌し出した。
二人が胃液と勘違いし、思いきり慌て出した為、その液に触れる。

シュワァァァ…

「…ほら、溶けてねぇだろ」

二人は頷く。
俺は、この液について説明した。

王が『癒液』と呼ぶこの液は、蓄積された疲労やダメージを瞬時に回復させる王族限定の高位魔法。

「…なんだ」

先に言ってくれとでも言う様な顔をした二人だが、恐る恐る触れて、確かに痛くない事を確認したようだ。

今日は本当に大変だった。
そう思いながら眠りに着いた。


今思ったんですけど、

…ロギア王出てない。

「…食われたいなら素直にそう言え」

ちっ、違うy

バクッ!ゴクン!

「…作戦成功…」
<2012/12/24 14:13 ラムネ>
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