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ーーーサアアァ…
そよ風が一回りくるりと線を描き目の前を吹き抜けていく…

今もなお草花は青々と茂り小さくその色を際立たせる


ーーそして今
俺はここに立っていr…
ガンッ
く…何者かから不意打ちされた…だと

「こんな所で馬鹿やってないで帰るよ！」

聞き覚えのある声
見覚えのある白い巨体
感じたことのある威圧感
……だが……これは幻覚…いずれも夢からは覚める筈……
そうこんなものは無視して……

「したらどうなるか分かってるよね♪」

…
そいつは俺を鋭く見つめ牙の奥からじゅるりと生々しい音を立たせた…
……俺は向き直り

「・・ごめんなさい。」
素直にそう一言謝った

「……分かればいいよ
じゃ…ちゃんと説明しろ」
はい…






これは 夢 の中…… あの竜の学校とやらで、色々自分の記憶が明らかになった後、二年を経て俺は高校一年になっている筈だが…

去年の正月…大晦日に

久しぶりにスーさん達と同じ部屋に寝ることになったまあ…初夢だからいっか…
と、気を許していたのが間違いだった

……何が起こったかって
反転しちゃったんだよ…

え？何が…いやまあ後々





「おい…」

え、あっすいませんでした。(汗)

まあ…単刀直入に言うと？現実と
幻想が……？

うん。

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